ちらんとっこうへいわかいかん 知覧特攻平和会館について学ぼう! 小学生のためのオンラインミュージアム
このページは社会科や平和学習で戦争の歴史をはじめて学ぶみなさんが、知覧特攻平和会館に興味や関心を持ってもらうために作りました。
平和について考えるきっかけとして、また、学校やおうちでの学習にも、ぜひ役立ててください。
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Q知覧特攻平和会館はどんなところ?
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A特攻隊(とっこうたい)の出撃基地(しゅつげききち)であった知覧飛行場の一角(いっかく)に、1987年に建てられた博物館です。特攻隊員の遺書(いしょ)や戦闘機(せんとうき)などの展示を通して、戦争の悲惨(ひさん)さや命の尊さ、平和の大切さを次の世代に伝えています。
もっと学びたい!➡知覧特攻平和会館とは
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Qそもそも特攻って何ですか?
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A第二次世界大戦中に、日本はアメリカを中心とする連合国と太平洋戦争を始めました。その戦争中に、日本が行った「特別攻撃」という作戦のことです。重さ約250kgの爆弾(ばくだん)を積んだ戦闘機(せんとうき)で敵の船に体当たりし、沈没(ちんぼつ)させるのが目的でした。
もっと学びたい!➡航空特攻作戦の概要(がいよう)
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Qなぜ日本は特攻作戦を行ったの?
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A戦争末期、日本は連合国との戦いに敗(やぶ)れるようになりました。そこで日本の防衛(ぼうえい)の最前線である沖縄を守り、立て直すための最後の手段として特攻作戦を始めました。特攻基地となった知覧飛行場から沖縄に向けて出撃し、439人の特攻隊員が命を落としました。
もっと学びたい!➡特攻作戦に至(いた)る経緯
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Q特攻隊員はどういう人たち?
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A17歳から32歳の男性で、今の高校生や大学生と同じ世代です。学生や小さな子どもがいるお父さんもいました。知覧特攻平和会館には、出撃前に家族や友人にあてた遺書や手紙を展示してあり、当時の特攻隊員の気持ちを知ることができます。
もっと学びたい!➡デジタルアーカイブ
- オンラインミュージアム(リンク)のページには、学芸員が展示室を紹介(しょうかい)する動画など、知覧特攻平和会館についてもっと学べるコンテンツがたくさんあります。ぜひ活用(かつよう)してください。
- 知覧の特攻隊を題材にした映画も作られています。「月光の夏」(1993年)や「ホタル」(2001年)、「俺(おれ)は、君のためにこそ死にに行く」(2007年)をDVDなどで観(み)てみてください。