交流のある博物館
戦艦ミズーリ記念館
戦艦ミズーリ記念館と姉妹館になった際の締結式の動画をご覧いただけます。
※画像クリックで動画が再生されます。
共同企画展「KAMIKAZE展」
1945(昭和20)年4月11日,沖縄戦に参加していたアメリカ軍の戦艦ミズーリは,鹿児島県の喜界島沖にて特攻攻撃を受けました。この時,甲板に投げ出された特攻隊員の遺体を,ミズーリの艦長は正式な水葬の儀式で葬ることを提案しました。翌日,特攻隊員の遺体は米軍兵士たちによる手作りの旭日旗に包まれ,手厚く弔われました。
現在,戦艦ミズーリ記念館として,1999(平成11)年から米国ハワイ州のパールハーバーに保存・公開されています。艦内では2015(平成27)年4月から特攻に関する,知覧特攻平和会館会館との共同企画展「KAMIKAZE」展を開催しており,知覧特攻平和会館から貸し出された遺書や手紙が展示されています。また,記念館には特攻の痕跡である「カミカゼ・アタック・サイト」や,特攻隊員の遺体を葬った際に米軍兵士が整列した場所も足跡として残されています。
なお,2020(令和2)年8月15日,知覧特攻平和会館は戦艦ミズーリ記念館は,両館のさらなる交流を通じて平和への取り組みを共に進めていくために,姉妹館提携を締結しました。
戦艦ミズーリ記念館 所在地
63 Cowpens St., Honolulu, HI 96818
電話番号.808-455-1600 ファックス.808-454-1434
サイトURL https://www.ussmissouri.org/jp/
空母イントレピッド海上航空宇宙博物館
共同企画展「KAMIKAZE:BEYOND THE FIRE」
空母イントレピッドは,太平洋戦争中に4回の特攻攻撃を受け,計88名の米軍兵士が亡くなりました。沖縄戦では,1945(昭和20)年4月16日には沖縄近海で特攻攻撃を受けています。
現在,空母イントレピッドは博物館として,1982(昭和57)年から米国ニューヨーク州のハドソン川に保存・展示されています。
艦内では,2019(令和元)年11月から「KAMIKAZE:BEYOND THE FIRE(カミカゼ展:戦火を超えて」が開催されています。この企画展では,元乗組員の遺品とともに,空母イントレピッドが特攻攻撃を受けた4月16日に特攻戦死した佐藤新平少尉の日記のレプリカなどを展示しています。
空母イントレピッド海上航空宇宙博物館 所在地
Pier 86, W 46th St & 12th Ave, New York, NY 10036
電話番号.212-245-0072
サイトURL https://www.intrepidmuseum.org/
3館連携協定
知覧特攻平和会館・万世特攻平和祈念館・大刀洗平和記念館
2019(平成31)年4月16日に,知覧特攻平和会館は,万世特攻平和祈念館(鹿児島県南さつま市)・大刀洗平和記念館(福岡県筑前町)と3館連携協定を結びました。かつて陸軍特攻基地が置かれた地である3館が,資料保存の情報共有を図るなど,戦争の記憶の継承や平和な社会構築へ向けて連携して取り組んでいきます。
万世特攻平和祈念館
〒897-1123 鹿児島県南さつま市加世田高橋1955番地3
電話番号.0993-52-3979 ファックス.0993-52-3979
サイトURL https://kanko-minamisatsuma.jp/spot/7570/
筑前町立大刀洗平和記念館
〒838-0814 福岡県朝倉郡筑前町高田2561−1
電話番号.0946-23-1227 ファックス.0946-23-9009
サイトURL http://tachiarai-heiwa.jp