会館見学の流れ
来館前に、見学の流れを頭に入れてお出かけいただければ、限られた時間を有効に使い、より深く理解していただけます。会館見学のポイントを参考に、時間の許す限りご見学ください。
会館見学のポイント
Point1.語り部の講話を聞きましょう
語り部のなかには、身近な人間を特攻隊員として見送った者もいます。当時の様子を知る5人の語り部が、特攻の歴史背景と特攻隊員の遺書・手紙などの特色について30分間ほど解説します。修学旅行など事前に申し込みの団体の皆さまには、語り部の講話の後、館内をご見学いただきます。
Point2.タッチパネルを活用しましょう
特攻隊員について調べるタッチパネルが2種類あります。
1.特攻隊員を調べる
陸・海軍特攻戦死者の出身や氏名の検索ができ、歴史が生んだ特攻のことや特攻を支えた人々のことを知ることができます。3台設置。
2.遺書・手紙を調べる
約250点の遺書・手紙、遺詠、絶筆や遺筆を展示しており一部を楷書化し、理解が難しいと思われる用語には説明を付けるなどしています。5台設置(英語も対応)。
また、音声ガイドシステムも用意しており、35項目の隊員のエピソードや当時の戦闘機などの説明がお聴きいただけます(英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語にも対応。40分、タブレット1台200円 )。
Point3.心で感じましょう
家族や国の将来を思い浮かべながら出撃していった、若き特攻隊員の心の声に静かに耳を傾けてください。難しい漢字や言葉が理解できないお子さんでも、たくさんの遺品を前に、多くのことを感じていただけることでしょう。
目的別、見学コース例
A.じっくり学ぶコース
- 1.若き特攻隊員の英霊コーナー
- 1036柱の隊員の遺影を出撃戦死した月日順に掲示
- 2.遺書・遺品などの展示ケース
- 写真や遺書、遺品など約6,000点を展示
- 3.語り部の講話
- 語り部による特攻についての講話
- 4.タッチパネル
- 遺書や手紙を楷書化し、理解が難しいと思われる用語の解説も表示
- 5.戦史資料室
- 西南の役から大東亜戦争まで、各種戦史資料を展示
- 6.7.企画展示室、震洋艇展示室
- 様々な企画展示、海軍の水上特攻艇「震洋」を展示
- 8.三角兵舎
- 特攻隊員が出撃前を仲間と過ごした場所を復元
(屋外展示)
- 9.知覧平和観音
- 旧知覧飛行場跡に建立した観音堂に観音像を安置
(屋外展示)
B.想いを知るコース
- 1.若き特攻隊員の英霊コーナー
- 1036柱の隊員の遺影を掲示。VTRコーナーでは、最後の姿を解説とともに紹介
- 2.遺書・遺品などの展示ケース
- 写真や遺書、遺品など約6,000点を展示
- 3.語り部の講話
- 語り部による特攻についての講話
- 4.タッチパネル
- 遺書や手紙を楷書化し、理解が難しいと思われる用語の解説も表示
C.声に耳を傾けるコース
- 1.残された者からのコーナー
- 多くの隊員を見送った島濱とめさんや、生き残った人たちの証言を映像で紹介。(約20分)
- 2.若き特攻隊員の英霊コーナー
- 1036柱の隊員の遺影を掲示。VTRコーナーでは、最後の姿を解説とともに紹介
- 語り部の講話
- 語り部による特攻についての講話