疾風展示室
ここには、陸軍四式戦闘機「疾風」が展示されています。その他、飛行服・整備兵作業服等も展示してあります。
陸軍四式戦闘機「疾風」(キー84甲)
知覧基地には飛行第103戦隊の疾風30機が駐留し、特攻機の直掩・誘導や邀撃にあたりました。(一部徳之島基地駐留)
沖縄戦では特攻機にも使用され、宮崎県都城東・西両基地を中心に出撃し、118機が未帰還となっています。うち知覧基地から4機出撃し2機未帰還となっています。
この"疾風"は、昭和20年1月フィリピンに進攻した米軍が完全修復し、機能テストの上、その後米国の私設航空博物館に払い下げられ、昭和48年里帰り飛行を行った後、日本の一業者に買い取られ栃木県宇都宮、京都嵐山美術館、和歌山県白浜御苑を経て、知覧町(当時)が取得し、知覧特攻平和会館へ展示されることになったものです。