スピーチコンテストについて
スピーチコンテストとは
南九州市知覧では,毎年(平成6年以降)8月15日の終戦の日に『平和へのメッセージ from 知覧 スピーチコンテスト』を開催しています。平成2年から続く本コンテストは,「あした いのち かがやけ」をテーマに全国から広く参加者を募集しており世界の恒久平和を願って平和へのメッセージを発信しています。これまで多くの"命の尊さ""平和の大切さ"を求めることの意味についての熱いメッセージが送られ続けています。
始まったきっかけ
平成元年,修学旅行で知覧特攻平和会館を訪れた当時高校2年生の女子生徒から届いた一通の手紙がきっかけとなり,翌年の平成2年から本コンテストは始まりました。
<女子高校生からの手紙(抜粋)>
『8月から1年間アメリカに留学することになっています。かつて争いのあった国に行こうとしています。そのような中で知覧特攻平和会館を訪れ,説明を聞き,遺影や遺書を自分の目で見て読んで,「私は,生まれて初めて真剣に考えさせられ,心にズシンと何かが入ってきたような気がしています。それが何かは言葉にできませんが,何かが私を変えた,この手紙を書こうという私の心の変化,その何かがあるから,今の平和があると思います。多くの死の上に,平和があるのですね。・・・(中略)・・・もっともっと,これからの世代に戦争や平和について伝えてくださることを祈っています。』
毎回,全国から多数のスピーチ原稿が寄せられ,そのどれもが様々な立場や視点から「"命の尊さとは""平和とは"何か・・・」について真剣に論じられています。
このスピーチコンテストが多くの方々にそのきっかけを提供でき得ますようにと願っています。