01月31日(月)
遺品室中央にある解説パネルです。ここには、陸軍沖縄戦で特攻機として使用された航空機の数量を紹介しています。昭和19年~20年に生産された当時の最新鋭ともいえる四式戦闘機「疾風」は、118機、そのうち知覧からは2機出撃しています。特攻機よりも、特攻機を掩護したり偵察や基地の防空を担った飛行戦隊に多く使われた機種でした。
今日の平和会館
遺品室中央にある解説パネルです。ここには、陸軍沖縄戦で特攻機として使用された航空機の数量を紹介しています。昭和19年~20年に生産された当時の最新鋭ともいえる四式戦闘機「疾風」は、118機、そのうち知覧からは2機出撃しています。特攻機よりも、特攻機を掩護したり偵察や基地の防空を担った飛行戦隊に多く使われた機種でした。
昨日は現在の知覧の立地状況がわかる写真を掲載しました。関連して、76年前の知覧飛行場の写真をご紹介します。これは米軍が知覧飛行場の様子を探るために撮影したもので、飛行場の施設や周囲の道路状況など細かい部分も写っています。
こちらの写真はパネルに大きく印刷し、遺品室入口近くにて展示しております。興味のある方はぜひご覧いただけたらと思います。
ここ知覧の立地状況です。飛行場跡のある木佐貫原台地は、三方を小高い山に囲まれており、南に開けています。写真の右奥にみえる山は開聞岳です。この写真でいうと、右奥の方向に沖縄があります。知覧飛行場を飛び立った特攻機は、この方向へ向かっていきました。
(写真出典:Googleアース)
『知覧特攻平和会館紀要』は、毎年3月末に発行している当館の研究活動を報告する雑誌です。公的博物館等へ献本するほか、当館ロビーカウンターにて1冊1,000円で販売しています。関心のある方はぜひお買い求めください。現在、第4号の発刊に向けて準備を進めています。
当館は、感染防止対策に努めながら通常通りの開館を行っています。これまで同様、入館時には「来館記入票」への記入をお願いしていますので、皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
現在開催中の企画展、「米軍がみたカミカゼ」で上映している映像です。一昨年夏に姉妹館提携を結んだ、米国ハワイのミズーリ記念館を紹介しています。
先日、20日の夕方に撮影した写真です。知覧平和公園のグラウンドの東側から見て、西南の方角に日が沈む様子です。この季節ならではの落日です。このグラウンドは、特攻基地になる以前には、知覧飛行学校の格納庫が立ち並んでいた場所です。77年以上前にここで学んでいた生徒たちが、一日の飛行訓練を終えて格納庫から外に出た時に、ふと目にしていた光景かもしれません。
雨があがり、小鳥のさえずりも聞こえる朝です。平和会館に隣接する知覧特攻平和観音堂は、毎朝7時半にはあけられます。陸軍沖縄戦で亡くなられた特攻隊員の御霊がまつられています。
本日は、久しぶりに本格的な雨模様です。当館敷地内にイワツツジの花が咲いていました。春の花ではありますが・・・この寒さが続く中でもきれいに咲き始めています。知覧平和公園敷地内には様々な木や花があります。お天気の良い日には周辺をゆっくりと歩いてみてはいかがでしょうか。当館は、本日も通常通り開館しております。
特攻平和観音堂の近くに、知覧基地の写真を紹介する掲示板があります。掲示板が建てられた昭和40年代は、特攻隊に関する資料がまだあまり集まっていなかったころでした。そのため、知覧を訪れた方々はこの掲示板を食い入るように見ていたそうです。
■本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間(各回約30分)
・語り部の講話:11時、13時30分、14時45分
・特攻解説映像の上映:10時、12時
本日、大和ミュージアムで開催する交流展についての情報を公開いたしました。
この交流展は平成31年から行われており、沖縄戦に関する戦争の史実を多くの方々に知っていただくために企画しております。今回で3回目の開催となります。興味のある方はぜひお越しください。
※今後の社会情勢により開催概要が変更となる場合があります。何卒ご了承くださいませ。
昨日の記事で知覧飛行場が、まだ知覧教育隊という飛行学校だったころの遺構をご紹介しました。当館の戦史資料室では、知覧にあった飛行学校に関する資料を展示しております。興味のある方はぜひ外の戦跡とあわせてこちらのコーナーもご覧いただけたらと思います。
このコンクリートの塊は、知覧平和公園内の文化会館西側にある芝生広場の片隅にあります。いったい何に使われたのか、御存知でしょうか。知覧飛行場が、まだ知覧教育隊という飛行学校だったころの遺構です。着陸を訓練するために、東側のやぐらからワイヤーでつったゴンドラを斜めに降下させて着陸する角度を訓練していた施設の名残りです。着陸する側の、ワイヤーを巻き取る装置がこのコンクリートの中に収められていました。
知覧平和公園にさす朝日です。この写真は少し前に撮影したもので、季節によって朝日の出る位置は変わってきます。
昨年8月15日に本選を開催した、第32回スピーチコンテストの作品集です。館内ロビーカウンターで販売していますが、郵送での購入も可能ですので御希望の方はお電話ください。1冊500円です。
本日は、知覧平和公園敷地内グラウンドで小学生のソフトボール大会が開催されるようで、朝から気持ちの良い元気な声が響いています。
さて、昨日から報道されている津波については、鹿児島県内は警報は解除されたものの現在も注意報が出ています。移動される際には情報に注意してください。全国的にも被害が無いことを願いたいところです。
先日、平和会館従業員を対象にした救命救急訓練を実施し、AEDの使い方についても研修を受けました。館内にはロビー横事務室入口前に設置してあります。使う機会が出ないことが理想ですが、万が一そういった事態があった場合は、すぐ対応できるよう、常日頃から心がけたいです。
開催中の企画展「米軍がみたカミカゼ」は、来月末まで開催しています。
通常は展示していない資料ばかりですので、御来館の際にはぜひ御観覧ください。
館内に戦時中に撮影された知覧飛行場の航空写真が展示されています。終戦の約1か月前、1945年7月27日に米軍の偵察機が高度6000mから撮影したものです。掩体壕など飛行場の施設が詳細に写っています。戦跡マップも置いてありますので一緒にご覧ください。
今日は、年1回行っている「火災避難訓練」と併せて、「救命救急訓練」を実施しました。平和会館館内にはAEDを設置しておりますが、従業員の中には使用方法など分からない方もおり、消防士の指導の下、実際触ってみて、万が一に備える良い機会となりました。
遺品室の出口付近にある映像展示のコーナーです。ここでは、戦時中に特攻隊員と接した旅館や食堂の女性らの証言を上映しています。開館当初には存命だった方々も、すでに鬼籍に入られた方が多くなってきています。当時のことを聞くことのできる貴重な映像です。
本日は青空が晴れ渡り、穏やかな朝を迎えています。新型コロナウイルス感染の急拡大により社会全体に様々な影響が出ていますが、それぞれができることを継続し一日も早い収束を願いたいものです。当館も感染対策に徹底しながら、通常通り開館いたします。
早朝から、平和会館に隣接する平和公園グランドで、スポーツ少年団のソフトボール大会が行われており、子どもたちの元気な声が響いておりました。コロナ第6波が急速に広まっておりますが、早くこの状況が収まり、スポーツイベント等が心配なく開催できるよう願っています。
本日から数日間にわたり当館で展示・保存している四式戦闘機「疾風」の機体調査が始まります。今週の三連休にお越しの際は、通常だと見ることができない調査風景をぜひご見学いただけたらと思います。
(調査期間中も疾風展示室は写真撮影禁止となっております。何卒ご了承ください。)
■本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間(各回約30分)
・語り部の講話:11時、13時30分、14時45分
・特攻解説映像の上映:10時、12時
当館に四式戦闘機「疾風」が展示されています。戦時中には約3500機が生産されましたが、今では世界に1機しか残されていない貴重な機体です。昨日、この機体の写真撮影を行いました。ライティングを調整中・・・、後方に疾風のシルエットが浮かびあがる一コマがあり、幻想的な印象を受けました。
昨日の記事で紹介した展示の遠景です。手前にある台には、日記を拡大複写したものを置き読めるようにしています。
昨年末に、毎日新聞社大阪本社を訪問し、戦時中に知覧飛行場で撮影された写真原本の調査をさせていただきました(12月29日記事参照)。その写真は、当館の戦史資料室にて、女学生が書いた日記とその執筆者の証言映像とあわせて紹介しています。
1月1日、元旦の午前中に新春ピアノイベントを開催しました。平和会館のロビーに展示保存している戦前に製造されたドイツのフッペル社製のピアノを、公募により6名の方々に演奏していただきました。今回が初めての試みでしたが、この日に来館された多くの方々も、ロビーに響き渡るクラッシックなどの心地よい音色に聞き入っていました。平和会館では、毎年の調律を欠かさずに手入れ行ってきました。これからも、演奏に使用できる状態を保ちながら、このピアノを後世に伝えていきます。
新年を迎え、当館の隣にある観音堂で今年の平和と健康を祈念しました。観音堂には、特攻で亡くなられた隊員を偲んだ当時の方々の思いが込められています。当館を見学した際は、観音堂にもぜひお立ち寄りください。
当館は年始も通常通り開館しております。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
令和4年元旦の初日の出です。初霜の降りた知覧平和公園一帯の凍てつくような張りつめた空気の中に、暖かい日差しが降り注いだ瞬間でした。空には雲一つありません。そのような中、観音堂や護国神社の境内を歩くと、静寂の中に砂利を踏む音が心に響きわたりました。
皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。