10月31日(日)
平和会館から歩いて10分ほどの場所に、知覧飛行場の給水塔が残っています。戦後76年が経過し、飛行場の面影は少なくなりましたが、給水塔は昭和53年に市の文化財に指定され、その歴史を伝えています。
今日の平和会館
平和会館から歩いて10分ほどの場所に、知覧飛行場の給水塔が残っています。戦後76年が経過し、飛行場の面影は少なくなりましたが、給水塔は昭和53年に市の文化財に指定され、その歴史を伝えています。
新型コロナウイルス感染がやや落ち着き、外への人の動きを感じるようになりました。現在、鹿児島県民向けに行われている旅行代金助成制度「今こそ鹿児島の旅」。当館では、こちらに付与されるクーポンを入館料および館内売店で御利用いただけます。10/25~日帰り旅行商品も対象に含まれるようになったようです。ぜひこの機会に当館へもお越しください。
このホームページの中にある、「オンラインミュージアム」は御覧になったことがありますでしょうか。平和会館の見学を計画された際には、事前にこのページで下見をしてからお越しになると、滞在時間がより充実したものになると思います。
震洋艇展示室で上映している映像展示です。アメリカの国立公文書館から入手した、太平洋戦争当時に米軍が撮影していた特攻の写真です。今度の企画展では、この内容を詳しく紹介いたします。11月3日からの開催です。
この数日、修学旅行のお客様が増えています。多くの学校様より千羽鶴をいただきました。この日のために、児童・生徒の皆様が心をこめて作成された千羽鶴は、観音堂に面しこの壁に飾っています。
平和会館のロビーカウンターでは、当館発行の書籍などを販売しています。御見学のあとに、カウンターにお立ち寄りいただれば幸いです。
遺品室の奥にある映像コーナーです。特攻隊の出撃から突入までを映像で紹介する内容です。開館当初からある展示ですが、当時撮影された映像や写真は必見の価値があります。
大空を夢見た少年たちは、厳しい試験を経て飛行学校に入学し、たくさんの知識と経験を積んだ後、各地の部隊へ配属されました。
彼らが飛行学校で学んでいる様子を遺品室中央に位置する展示コーナーで紹介しておりますので、ご興味がございましたらぜひご見学ください。
今日は、知覧平和公園グラウンドにて地元のソフトボール少年団の大会が行われており、早朝から平和公園一帯に子どもたちの元気な声がこだましています。このグラウンドになっている敷地は、陸軍知覧飛行学校の練習用飛行機の格納庫が立ち並んでいた場所です。かつて大空を夢見た少年たちが学んだ同じ場所で、現代の子どもたちがスポーツに汗を流しています。
朝晩が肌寒くなり、秋らしい気候になってきました。今週から来週にかけて、修学旅行の団体や小グループで来館されるお客様が多くなってきています。当館は、日本列島の本土最南端に位置しており、交通の利便性は決して良いとは言えない場所にあります。にもかかわらず、飛行機や新幹線、バスやレンタカー、タクシーなどを乗り継いでお越しいただいていることに、深く感謝申し上げます。
特攻隊の出撃は、特攻機だけが飛んだわけではありません。特攻機の掩護、誘導・戦果確認を行う飛行戦隊が、隊形を組んで飛んでいきました。この任務により、判明しているだけでも数十名の飛行戦隊パイロットが戦死しています。特攻隊員と同じように、沖縄の海で命を落とした飛行戦隊のことも忘れてはいけない史実です。飛行戦隊の手紙や遺書などをお持ちの御遺族がおられましたら、お知らせいただければ幸いです。
現在、11月から開催の企画展「米軍が見たカミカゼ」の準備を進めています。この企画展では、米国国立公文書館に所蔵されている特攻に関連する資料を紹介します。
館内でも常設展示として震洋艇展示室にコーナーを設けていますので、ご興味のある方はぜひご見学ください。
昭和19年10月のこの時期に、フィリピン戦が始まりました。10月20日に米軍がフィリピンのレイテ島に上陸、23日にフィリピン沖海戦が行われました。フィリピンでの米軍との戦いの中で、日本海軍が航空機による特攻作戦を行うようになり、その後の沖縄戦では海軍・陸軍ともに航空特攻を中心とした作戦がとられることになりました。
10月中旬になり、来館者数も少しずつ多くなってきています。昨日、一昨日にも多くの方に御来館いただきました。御来館いただいた皆様に感謝申し上げます。さて、コロナ禍になってからというもの、従来行っていたいくつかのサービスを休止しています。今日の写真にある、タッチパネル式の検索システムもその一つです。遺品室に置いてあるものはまだ休止中ですが、ロビーにある機器は使用することができますので、どうぞ御利用ください。なお、ロビーは写真撮影可能ですが、このシステムの画像は撮影を御遠慮くださいますようお願いします。
平和会館の隣に特攻隊員が宿泊した三角兵舎が復元されています。復元する際、戦時中に建設業務に携わった方も関わっています。中央に通路が通り、左右が一段高くなってそこが寝台になっています。三角兵舎は中も見学できますので、こちらも見ていただきたい場所の一つです。
震洋艇展示室の風景です。この部屋はガラス張りになっていて、屋外にある三角兵舎復元建物が見えます。その奥にあるのが特攻観音堂、右側に見えるのは知覧護国神社です。
館内の奥にある、疾風展示室の一角にある展示ケースです。先日、このケース内の展示資料を入れ替えました。疾風に関連する資料を並べています。平和会館では、少しずつではありますが定期的に展示資料の入れ替えも行っています。リピーターのお客様が、次に来館した時には前と違っているところを発見できるような、そのような展示の運営を心掛けています。
次回の企画展「米軍が見たカミカゼ」は、来月3日からの開催です。
先日、開館前の時間を利用して、玄関前の天井や風除室の屋根上の掃除を行い、汚れや蜘蛛の巣を取り払いました。
昨日に引き続き、銀杏の話題です。南九州市が発足する以前、旧知覧町では銀杏を町木として定めていました。江戸時代から残る銀杏の大木がシンボルツリーになっていたこともありますが、江戸時代の知覧領主である知覧島津家(佐多氏)の家紋とも関係がありました。薩摩藩主である島津家の本家の家紋は、丸に十の字であることはよく知られていますが、数ある分家筋の島津家では、少しずつ変化したデザインの家紋が用いられていたのです。知覧島津家の家紋は、4枚の銀杏の葉のようにも見えます。
平和公園内の木々も、すっかり秋めいてきました。先週までは、平和会館の裏にある銀杏の木から毎日のように実が落ちていました。この写真は特攻観音堂の参道脇に植樹されている銀杏ですが、こちらでは実が落ちているのを見かけないので、どうやら雄の木であるようです。
平和会館では、学芸員らの研究成果をまとめた紀要を発行しています。当館ロビーカウンターで、1部1000円にて販売しております。
10月上旬も過ぎようとしておりますが、まだ日中の気温が高く、帽子を身に着けてご来館されるお客様が多く見られます。
入口の自動体温測定器が帽子に反応してしまうことがありますので、入り口を通る際のみ、外していただけますと幸いです。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
知覧特攻平和会館では、特攻隊員の遺影や遺品だけでなく、出身県や出生年の情報も調査・収集しています。「今日の平和会館」を書くに当たり隊員情報を調べてみたところ、本日10月8日を出生日として登録されている特攻隊員が、現時点で2名いることがわかりました。
しかし、戦後の混乱も関係し、情報が少ない隊員もいらっしゃいます。ご遺族・戦友・知人の方など、隊員についてご存知の方は、ぜひ当館までご連絡いただければ幸いです。
新型コロナウイルス感染拡大により中止していた「今こそ鹿児島の旅(第2弾)」が本日より再開されました。当館では、付与される「今こそ鹿児島クーポン」を入館料および館内売店にて御利用いただけます。
継続した感染対策を徹底し、多くの皆様の御来館をお待ち申し上げております。
秋の修学旅行シーズンを迎えました。企画展示室では、常設の展示として手紙や遺書をわかりやすく紹介するコーナーを設けています。限られた滞在時間の中での見学になるかと思いますが、特に修学旅行で訪れる児童・生徒の皆様にじっくりと呼んでいただければ幸いです。
昨夜、企画展の撤収作業を行いました。開催期間中に御来場いただいた皆様、観覧いただきありがとうございました。今日からは、常設の展示を御覧いただけます。この部屋の常設展示では、特攻隊員の遺書・手紙の中から代表的なものを活字・英訳を添えて展示ケース内に陳列しています。
平和会館の遺品室の立体展示ケースには、引き出しの中にも資料を展示しています。お時間にゆとりのある方には、ぜひじっくりとお読みいただければと思います。皆様のお越しをお待ちいたしております。
知覧特攻平和会館駐車場は、正面玄関側と建物北側(第2駐車場)がありますが、正面玄関前駐車場は、知覧文化会館をナビ設定すると近くの駐車場に案内誘導してくれます。但し、駐車場南側の桜並木道路(体育館前道路)は歩行者専用道路で車は入れませんのでご注意ください。
本日も青空の広がる朝を迎えています。さて、鹿児島県は9月末までで「まん延防止等重点措置」適用解除となり、昨日より県内の観光施設等も多く再開されたようです。しかし、心配がなくなったわけではなく、継続した感染対策が求められそうです。それぞれのできることを続け、再びの感染拡大が無いように願いたいものです。
昨日の投稿にある「ジュウガツザクラ(十月桜)」です。当館北側、黄色く色づいた銀杏の木の近くに咲いています。この十月桜は、秋から冬にかけて花を咲かせ、春にもまた少し大きな花をつけるそうです。気持ちの良い気候のこの季節、当館へお越しの際は、ゆっくりと公園内を歩いてみてはいかがでしょうか。