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2020年9月以前の企画展

※以下の企画展は、終了しました。

戦後75周年記念特別企画展 父の遺言  ―義烈空挺隊の真実―          

 

1945(昭和20)年5月―――

アメリカ軍に占領された沖縄の飛行場を破壊するため、強行着陸を試みた義烈空挺隊。

彼らが書き残したものや関係者の証言、アメリカ側の写真資料などをもとに、義烈空挺隊の真実に迫ります。

 

展示内容(パネル、関係資料等で紹介)

 第1章.父の遺言 ~久野正信少佐の遺書~

 第2章.義烈空挺隊とは

 第3章.アメリカ側の記録

 第4章.関係者たちの証言

 第5章.隊員たちが書き残したもの

 

 

          企画展示入口                            展示の様子①

 

 

           展示の様子②  

会 期

2020年7月17日(金)~9月30日(水)

午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 

※休館日:無し

会 場

知覧特攻平和会館 企画展示室

観覧料

知覧特攻平和会館の単独券 [大人500円・小人300円]

【常設展示室もご覧になれます。】

 

 

 

知覧特攻平和会館/大和ミュージアム 交流展               

広島県呉市にある、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)で交流展を開催中です!!

会期:令和2年2月11日(火)~3月23日(月)

会場:呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム) 1階ガイダンスルーム

 

【 お 知 ら せ 】

大和ミュージアムは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、3月2日(月)から当分の間「臨時休館」となります。(詳細は下記、大和ミュージアムのHPをご覧ください)

https://yamato-museum.com/

 

戦艦「大和」、呉の歴史、造船などの科学技術と合わせ、知覧の歴史、特攻の史実を知っていただけたら幸いです。

 

知覧の人々と特攻隊

 
大和ミュージアム ガイダンスルーム

企画展について

 知覧飛行場は1941(昭和16)年12月、陸軍の飛行学校として歴史が始まり、飛行兵の操縦教育が行われました。飛行場には地元から採用された知覧の人々が事務員や整備員として勤務し、飛行場はとても身近な存在でした。

1945(昭和20)年3月末、戦況の悪化により知覧飛行場に特攻隊が進出してきます。女学生は三角兵舎で隊員の身の回りの世話をする奉仕につき、婦人会や小学校の児童は慰問に訪れるなど、特攻基地となっても交流の機会がありました。

本企画展では、知覧飛行場の歴史とともに、知覧の人々と特攻隊員との交流を紹介します。

展示内容(パネル、資料等で紹介しています)

 1.知覧飛行場/戦艦「大和」 歴史年表(解説パネル)

 2.知覧教育隊解説パネル)

 3.戦場となる沖縄解説パネル)

 4.特攻隊員の生活解説パネル)

 5.人々との交流解説パネル)

 6.知覧飛行場跡解説パネル)

 7.女学生の記録解説パネル)

 8.特攻日記、軍歌集(レプリカ)

 9.穴澤利夫大尉が婚約者に送った手紙(レプリカ)

10.池田 亨大尉が家族に宛てた葉書

11.なでしこ隊が池田 亨大尉、前田 啓大尉、助田 五助少尉の遺族に送った手紙(レプリカ)

 

          展示の様子①                            展示の様子②

 

 

           展示資料        

 

会 期

2020年2月11日(火)~2020年3月23日(月) 

午前9時~午後6時 

※休館日:火曜日(大和ミュージアムの休館日)

会 場

呉市海事歴史科学館 大和ミュージアム(1階ガイダンスルーム)

広島県呉市宝町5番20号

観覧料

1階ガイダンスルーム 無料

常設展 一般:500円、高校生:300円、小中学生200円

 

【呉で知覧の歴史にふれる】

2月23日(日)

 

語り部の講話を行います

 

11:00~/14:00~

(各40分)

大和ミュージアム

(4階 研修室)

 

知覧の語り部が、特攻作戦の概要、隊員の遺書・手紙を解説します。

 

【 開 催 中 止 の お 知 ら せ 】

大和ミュージアムの交流展で2月23日に開催を予定いたしておりました知覧の「語り部の講話」は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を考慮し、誠に勝手ながら開催を中止させていただくことになりました。

ご参加をご検討いただいた皆様には心からお詫び申し上げます。

何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

■開催を中止するイベント

大和ミュージアムの交流展 知覧の「語り部の講話」

2月23日 11:00~/14:00~

 

※なお、大和ミュージアムで開催中の交流展「知覧の人々と特攻隊」は予定通り3月23日まで開催いたします。

 

■お問い合わせ先

〒897-0302

鹿児島県南九州市知覧町郡17881

TEL:0993-83-2525

知覧特攻平和会館

 

知覧特攻平和会館/大和ミュージアム 交流展               

戦艦大和と鹿児島 ~ 第二艦隊が眠る海 ~

企画展について

 1945(昭和20)年4月7日、大和を旗艦とする第二艦隊は沖縄の決戦場を目指しました。

 しかし、鹿児島の沖で米軍機の猛攻に遭い、壊滅してしまいます。

 本企画展では、終焉の地である鹿児島で戦闘の詳細、海底に眠る大和、ゆかりの地、そして4月6日、7日に出撃した陸軍の特攻隊員の遺書を紹介致します。

展示内容(パネル、関係資料等で紹介しています)

 1.戦場となる沖縄

 2.海上特攻実施までの経緯

 3.海上特攻隊「編成表」

 4.沖縄への突入作戦

 5.アメリカ軍の猛攻

 6.戦闘の経過

 7.第二艦隊の戦闘被害

 8.陸海軍の航空特攻

 9.ゆかりの地 紹介(映像、パネル)

 

4月7日の戦闘中の写真(米軍撮影)           大和、護衛の駆逐艦「冬月」「雪風」 模型

 

 

4月6日、7日に出撃した特攻隊員の遺書        ゆかりの地 紹介の映像、パネル

 

会 期

2019年11月2日(土)~2020年1月14日(火) 

午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 

※休館日:無し

会 場

知覧特攻平和会館 企画展示室

観覧料

知覧特攻平和会館の単独券 [大人500円・小人300円]

【常設展示室もご覧になれます。】

 

 

 
 
 
 
 

日記に綴られた思い

夏の企画展

 「日記に綴られた思い」

  ~佐藤新平少尉の日記を読む~

  期間:令和元(2019)年7月20日(土)~9月24日(火)

  場所:知覧特攻平和会館 企画展示室

 知覧特攻平和会館に収蔵されている特攻隊員の手記には、遺書や手紙など様々な種類があります。その中でも日記は、すぐに誰かに見せるものではないことから、日々の出来事や胸中を自分と向き合いながら記していたと考えられます。

 この企画展では、昭和20年4月16日に特攻戦死した佐藤新平少尉の日記、『留魂録』を取り上げています。この日記には、部隊が編成された3月27日から前線基地へ向かう4月5日までの日々の出来事や心境、両親へ伝えたかった思いなどが記されています。

 佐藤少尉の『留魂録』を通して、特攻隊員が出撃までにどのような日々を送り、何を思っていたのか、その一例に寄り添っていただければ幸いです。

 

子どもたちが見た 戦争

企画展について

 子どもが遊ぶおもちゃには、その時代の社会のようすが表れています。

 戦前、戦中の人形、お菓子のおまけには、兵隊や飛行機、軍艦など軍隊に関するものがたくさんありました。また、家族など身近な方が兵役についたり、兵隊の慰問を行うなど、日常生活とも密接に関係していました。

 本企画展は2部構成になっており、第1テーマは「戦争とおもちゃ」、第2テーマは「鉛筆部隊と特攻隊」となっております。

 なお、第1テーマで展示してある人形は「ちらん人形博物館」よりお借りしたものです。ご協力頂き、厚く御礼申し上げます。

 当時の子どもたちがふれたおもちゃや特攻隊員との交流を綴った手紙を通し、その時代の空気を感じていただけたらと思います。

展示内容(パネル、関係資料等で紹介しています)

 第1テーマ:戦争とおもちゃ

 第2テーマ:鉛筆部隊と特攻隊

 

グリコのオマケ                        のらくろ

人形及び鉛筆部隊                     鉛筆部隊の児童が隊員の遺族に宛てた手紙

 

会 期

平成31年4月6日(土)~令和元年年6月3日(月) 

午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 

※休館日:無し

会 場

知覧特攻平和会館 企画展示室

観覧料

知覧特攻平和会館の単独券 [大人500円・小人300円]

【常設展示室もご覧になれます。】

 

 

交流展「返ってきた特攻隊員の鉢巻」
  

 知覧特攻平和会館と、大和ミュージアム様(広島県呉市)との交流展を、下記日程により大和ミュージアムにて開催します。

  期間:平成31年2月13日(水) ~ 平成31年3月25日(月)     

  場所:呉市海事歴史科学館 大和ミュージアム ガイダンスルーム

 戦艦大和が、沖縄へ向け山口県徳山沖を出航した昭和20年4月6日。その日の夕方、那覇沖合に停泊する米軍輸送艦カスウェル号に、岡部三郎少尉(戦死後の階級)の操縦する特攻機が体当たり攻撃に成功しました。しかし、爆弾が爆発せず船を沈めることはできませんでした。この時、カスウェル号に乗り込んでいた米軍軍医は、岡部少尉の遺体から鉢巻をはずしアメリカに持ち帰ります。昭和34年、日本の新聞を通じて、鉢巻の持ち主や送り主が判明し、遺族の元へとへと返還され、現在は知覧特攻平和会館で保存されています。

 今回の企画展では、この鉢巻き(レプリカ)を特別公開し、岡部少尉にまつわるエピソードを紹介します。

 ※2月17日(日)には、14時からと15時30分からの2回、平和会館の語り部による出張講話を行います。

       

 

 

四式戦闘機「疾風」特別展示

企画展について

 陸軍の四式戦闘機「疾風」は、中島飛行機が開発し、昭和19年に制式採用されました。知覧基地には約40機が配備され、特攻機の掩護や飛行場の防空にあたりました。また、特攻機にも使用され知覧からも出撃しています。

 世界で唯一、現存する貴重な機体を恒久保存するために必要な調査を行い、成果を公表します。

 今回の企画展では、エンジン、後方部、機関砲室のカウルを取り外した状態で展示し、機体の内部構造が見える状態になっています。

特別展示(平成30年12月27日~平成31年3月10日)

 調査のためエンジンなどの機体内部が見える状態になります。

撮影許可期間(平成31年2月9日~平成31年3月10日)

 この期間に限り、機体の写真撮影ができます。

 ≪ 撮影についての注意事項 

 この期間においても、ロビー及び零戦展示室以外の撮影はできません。

 フラッシュ・三脚・脚立・自撮り棒の使用はできません。

 機体を囲んでいるパーテーションポール(柵)の中には立ち入らないでください。

 

機首部(スピナーとエンジンのカウルを         胴体後部、水平・垂直尾翼

取り外してあります)

プロペラのピッチ変更用モーター            エンジン(ハ45)18気筒、排気量35.8ℓ

                                 小型・軽量ながら2000馬力級のエンジン

 

会 場

知覧特攻平和会館 疾風展示室

観覧料

知覧特攻平和会館の単独券 [大人500円・小人300円]

【常設展示室もご覧になれます。】

 

 

 

企画展大阪会場「恋人への最後の手紙」
  

 知覧特攻平和会館主催の企画展を、大阪で開催します。

  期間:平成31年2月15日(金) ~ 平成31年2月20日(水)     

  場所:ギャラリーよみうり(読売大阪ビル地下1階)

 (15日・16日・18日・19日/10時~18時、17日/10時~17時、20日/10時~15時)

 

内容: ・恋人への最後の手紙~穴澤利夫大尉と智恵子さんの記録~

    ・大阪の家族へ~家族との絆を大切にした池田元威大尉~

    ・隊員たちの遺書

       

 

 
「母からの手紙」 

 

 母から愛する息子へ送られた手紙や息子・東直次郎大尉・勉少尉の手紙など、手紙を通じて心を通わせた母子、兄弟の当時の心情にぜひ触れてみてください。

  期間:平成30年11月3日(土)~平成31年1月7日(月)  

東直次郎大尉と東勉少尉の兄弟は、フィリピンと沖縄でそれぞれ特攻戦死しました。弟の遺品の中には、飛行学校時代に母からもらった手紙が残されていました。この企画展では、その母からの手紙を中心に、兄弟それぞれの手紙や遺書を紹介しています。

兄 東直次郎大尉(戦死後の階級) 

陸軍士官学校出身。昭和19年12月7日、フィリピンでの戦いにおいて、フィリピンのニルソン基地から、2式複座戦闘機「屠龍」で出撃し特攻戦死しました。

弟 東勉少尉(戦死後の階級)

少年飛行兵出身。昭和20年6月6日、沖縄での戦いにおいて、台湾の宜蘭基地から、1式戦闘機「隼」で出撃し特攻戦死しました。

 

展示内容(パネル、関係資料等で紹介しています)

 1 主な戦史と東兄弟の略歴、手紙の相関関係パネル

 2 母からの手紙

 3 東直次郎大尉と東勉少尉の手紙・遺書等

 4 東兄弟の特攻についての解説パネル

 

会 期

平成30年11月3日(土)~平成31年1月7日(月) 

午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 

※休館日:無し

会 場

知覧特攻平和会館 企画展示室

観覧料

知覧特攻平和会館の単独券 [大人500円・小人300円]

【常設展示室もご覧になれます。】

 

 

 

特攻隊員を支えた人びと ~住民が残した記録と想い~

企画展について

 特攻隊員が出撃するまでの間に、彼らを支え、彼らと交流を持った人びとがいました。

 三角兵舎で身の回りのお世話をした女学生、慰問に行かれた婦人会や小学校の学童、遺族に最後の様子を伝えた人、飛行機や爆弾の運搬を行った人など多岐にわたります。

 しかし、それを伝える資料はごくわずかしか残されておらず、その実態についてもあまり知られていません。

 本企画展では、周辺の人びとがどのように特攻隊員を支えたのか、残された資料をひも解いて、その一端を紹介します。

 当時の人びとが特攻隊員とどのように向き合っていたのか、見送る側の資料により時代の空気を感じていただき、出撃していく隊員の心情をより深く知っていただければ幸いと思います。

展示内容(パネル、関係資料等で紹介しています)

 1.飛行学校から特攻基地へ

 2.特攻隊員の生活

 3.なでしこ部隊

 4.地元婦人会の慰問

 5.見送った人びと

 6.防衛隊員の記録

 7.ゆかりの地を訪ねて

婦人会の慰問について                  特攻隊員の心得が書かれた資料

三角兵舎跡から発掘された資料             住民が特攻隊員の遺族に送った手紙

 

会 期

平成30年7月23日(月)~平成30年9月30日(日) 

午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 

※休館日:無し

会 場

知覧特攻平和会館 企画展示室

観覧料

知覧特攻平和会館の単独券 [大人500円・小人300円]

【常設展示室もご覧になれます。】

【 会期中の関連イベント 】 専門員による特別解説

企画展の見どころを詳しく紹介します。小学生・中学生にも知ってもらえるよう、わかりやすい説明を心がけます。

開催期間:8月13日(月)~18日(土)

時  間 :13:30~(所要時間30分)

場  所 :知覧特攻平和会館 企画展示室

参加方法:当日、館内放送で呼び掛けますので企画展示室にお集まりください。

※解説の後、質問などもお受け致します。

20歳-はたち-の特攻

企画展について

 本企画展は,沖縄戦で亡くなった20歳の陸軍特攻隊員に焦点を当てています。亡くなるまでの20年間,彼らがどのような人生を歩んだのか,そして日本社会はどのように変わっていったのか,残された御遺品や関係資料を通して紹介しています。

 沖縄戦(1945年)で亡くなった20歳の陸軍特攻隊員は132名を数えます。彼らが少年期に満州事変が勃発し,青年期には盧溝橋(ろこうきょう)事件,日中戦争,太平洋戦争が始まり,戦禍が拡大していきます。

 大きな時代の流れの中で彼らは飛行兵を志願し,戦争末期には特攻隊員となって出撃していきました。彼らはまさに,戦争の時代を歩んだ世代でした。

 本企画展をとおして,なぜ将来を担う若者が特攻隊員となり亡くなったのか,当時と現代の日本社会の様相の違いを感じていただければ幸甚です。そして,多様化した考えを持てる社会で生きる私たち世代が,将来どのような社会にしていこうと誓うのか,皆で共有し考える機会になれば幸いです。

※企画展チラシダウンロード (PDF)

 

展示内容(パネル,関係資料,映像等で紹介しています)

【見・聞・読 コーナー】

  • 特攻隊員の年齢分布,パイロットとしての出身/操縦訓練課程,年表(日本・世界の出来事)
  • 20歳の特攻隊員の遺書・手紙類,遺品
  • 20歳の特攻隊員132名の遺影
  • 誕生時~幼少期~青年期の大衆雑誌
  • 徴兵検査関係資料
  • 召集令状
  • 当時の子どもの遊び道具
  • 20歳の特攻隊員と同年代の女性の絵日記
  • 元特攻隊員の証言映像(約15分) 等

【やってみるコーナー】

  • 当時の教科問題を解いてみよう
  • 未来へ誓う平和へのメッセージをツリーに書こう・共有しよう 【下の写真参照】
  • 絵はがきを送ろう 

     →【5種類の絵ハガキを準備しています(無料)】

      切手を貼付後,当館に設置してございますミニポストに投函されたお客様のお手紙

      は,「知覧からの手紙」として,当館が日付印を押して発送させていただきます。

       ※切手は,館内の売店で販売しています。

 

【下写真】平和へのメッセージを書き,それをツリーに貼ります。

※ 年齢別メッセージの色: 0~19歳…,20~70歳…,71歳以上…ピンク

  ※ メッセージの状況(葉の付き具合)を,随時更新していきます。

     →     

 

会期 平成28年7月25日(月)~平成28年12月19日(月) ※期間延長! 

午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 

※休館日:無し

会場

知覧特攻平和会館 企画展示室 (※ 一部,震洋艇展示室)

【昨年12月~リニューアルした展示室です。】

観覧料

知覧特攻平和会館の単独券 [大人500円・小人300円]

【常設展示室もご覧になれます。】

 

<知覧飛行場の歴史シリーズ 第5弾>
特攻を見送った町「知覧」 - 戦後70年を迎えた知覧の軌跡 -

<ユネスコ記憶遺産登録申請!>
「知覧に残された戦争の記憶」特別展開催!!

企画展について

 本年は、太平洋戦争の終結から70年という節目の年であります。

 今回の企画展では、特攻作戦が行われた昭和20年の知覧飛行場の状況、戦後に知覧町(現在の南九州市)が進めてきた特攻の史実を伝える取り組みについて紹介しています。

 通常、特攻という言葉からは特攻隊員の事を思い浮かばれるかと思います。しかしながら、飛行場には特攻隊員の何倍もの要員がいて特攻機の掩護、整備、通信業務等に従事していました。これらの隊については記録が少なく、その実態はあまり知られていませんが、知ることによって特攻作戦の実体が見えてきます。

 また、戦後の知覧町の取り組みを振り返えると特攻遺品館の建設から知覧特攻平和会館への拡充、ユネスコ記憶遺産登録へ向けた申請と続きますが、これらの取り組みに当たっては多くの方々のご支援・ご協力があったことがわかります。

 今回の企画展において、特攻基地から平和情報の発信基地へと変わっていった70年間の歩みを見学していただき、特攻の史実・戦争の記憶を将来につないでいく機会となれば幸いです。

※企画展チラシダウンロード 両面(PDF)

 

展示内容(パネル,関係資料,模型,映像等で紹介しています)

  • 知覧飛行場に所在した部隊について
  • 飛行戦隊について
  • 整備隊について
  • 通信隊について
  • 特攻機の戦果確認について
  • 関係者の証言映像(約30分)
  • 写真で振り返る戦後の町の歩み
  • 陸軍3式戦闘機「飛燕」の紹介
  • ユネスコ記憶遺産登録申請の取組み
  • 特攻隊員の遺書/手紙類

 

会期 平成27年8月12日(水)~平成27年9月29日(火) 

午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 

※休館日:毎週水曜日(8月は水曜日も特別会館)

会場

ミュージアム知覧 特別展示室(知覧特攻平和会館隣)

〔鹿児島県南九州市知覧町郡17880〕

観覧料

知覧特攻平和会館・ミュージアム知覧の共通券 [大人600円・小人400円]

ミュージアム知覧の単独券 [大人300円・小人200円]

【戦後70年特別交流展】知覧特攻平和会館・平和祈念展示資料館合同展示
『義烈空挺隊と従軍カメラマン・小柳次一』 

交流展について

 知覧特攻平和会館と平和祈念展示資料館(東京・西新宿)が、「戦後70年特別交流展」として、義烈空挺隊員の遺書や手紙、従軍カメラマン・小柳次一氏が撮影した同隊の写真などを合同で 展示します。

 あわせて、戦争が終結したにもかかわらず、シベリアなどで強制労働に従事させられた「戦後強制抑留者」や、敗戦によって満州(現・中国東北部)などから祖国に戻ってこられた「海外からの引揚者」に関する展示として、抑留体験者が収容所生活を描いた絵画や、当時子どもだった漫画家たちが自身の引揚げ体験を描いた作品など、平和祈念展示資料館が所蔵する資料を紹介します。

会期 平成27年6月4日(木)~平成27年7月28日(火) 

午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 

※休館日:7月1日(水)~7月4日(土)

会場

ミュージアム知覧 特別展示室(知覧特攻平和会館隣)

〔鹿児島県南九州市知覧町郡17880〕

観覧料

知覧特攻平和会館・ミュージアム知覧の共通券 [大人600円・小人400円]

ミュージアム知覧の単独券 [大人300円・小人200円]

出展数 約110点
内容 昭和20(1945)年5月、熊本県の陸軍飛行場から沖縄へ出撃する義烈空挺隊を撮影 した小柳氏の写真をはじめ、隊員たちが残した遺書や手紙などを紹介します。

◎義烈空挺隊

昭和20(1945)年5月24日、沖縄北・中飛行場に強行着陸し、?米軍の航空機及び軍事施設を破壊して基地を制圧する特別攻撃を?実行した部隊です。

《遺書をしたためる義烈空挺隊長》撮影:小柳次一》

 

《義烈空挺隊員の遺書》

 

◎小柳次一(こやなぎ つぐいち)

昭和13(1938)年から約8年間、従軍カメラマンとして、中国各地や?フィリピン、国内の陸軍飛行場などで写真撮影を行いました。

昭和20(1945)年5月、小柳氏は熊本県の陸軍飛行場から沖縄へ?出撃した義烈空挺隊の密着取材を行っています。

~映像資料の上映~

ビデオコーナーでは、MRT宮崎放送が製作した、義烈空挺隊の真実を様々な資料から検証したドキュメンタリー作品「塔は黙して語らず特攻“義烈空挺隊”の真実」や、同隊の関係者の証言映像などを上映します。

【平和祈念展示資料館の紹介

 所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル48階 TEL:03-5323-8709

 さきの大戦における「兵士」、「戦後強制抑留者」および「海外からの引揚者」の労苦についての理解を深める機会を提供するため、各地で展示会などを開催しています。

 

※企画展チラシダウンロード 両面(PDF)

九州の特攻関係資料館 4館合同特別企画展
戦後70年 ~ 九州各地から飛び立った 特攻隊 ~

 ※4館合同の特別企画展は初めての企画です。

企画展について

 「特攻隊」の出撃基地は,主に九州及び台湾にありました。「史実を 風化させない」ため,基地跡に資料館を作り,語り継いでいる町があ ります。終戦70 年の節目を迎える今年,九州の特攻関係資料館4館 が連携し,特別企画展を開催します。

主催 南九州市(主管:知覧特攻平和会館)

共催 鹿屋航空基地史料館,筑前町立大刀洗平和記念館,万世特攻平和祈念館

※展示状況        

                    

展示内容

  • 各館から提供された資料、パネル等を紹介しています。
開催期間 平成27年3月26日(木)~5月12日(火)
開館時間

午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)

※期間中は休館日なし

開催場所

ミュージアム知覧(知覧特攻平和会館となり)

※お問い合わせ先 ℡0993-83-2525(知覧特攻平和会館)

観覧料

知覧特攻平和会館・ミュージアム知覧の共通券

(大人:600円、小人:400円)をご利用ください。

ミュージアム知覧の単独券の場合

(大人:300円、小人:200円)

※平和会館の単独券ではミュージアム知覧の入場はできません。

 

知覧飛行場の歴史シリーズ 第4弾
特別操縦見習士官 ~ 大空へ挑んだ学徒たち ~

企画展について

 戦争が激しくなり、大学、高等学校、専門学校の学徒を対象とした特別操縦見習士官制度が新たに設けられました。速成教育で部隊に配属され、戦争末期には特攻隊員となりました。

 本企画展では学鷲として奮闘した青年達の足跡をたどり、その頃の戦況、制度の特色、訓練状況を紹介します。特操出身者で特攻隊員になった方の証言映像も上映しています。

 また、昭和19年は知覧飛行場の大きな変遷期に当たります。戦線が後退して日本本土に迫ったため、滑走路が延長され、誘導路・掩体壕が構築されました。教育用の飛行場から作戦用へと変わっていったのです。その変遷についても合わせて紹介します。

展示内容(資料、パネル、映像で紹介しています)

  • 学徒出陣とその時代背景
  • 写真週報で見る学徒出陣
  • 戦時中の学校制度
  • 特別操縦見習士官の制度と訓練
  • 知覧飛行場での訓練
  • 関係者の証言映像(約50分)
  • 特操出身者の戦闘状況と戦没者
  • 特操出身者やその家族が遺した遺書/手紙
  • 捷号作戦/サ号演習
  • 知覧飛行場の拡張工事
  • 掩体壕の模型(縮尺:1/100)
  • 拡大航空写真(昭和20年7月時点の知覧の町並み)
  • 調べてみよう!あなたの町の戦争遺跡
開催期間 平成26年7月19日(土)~9月30日(火)【ミュージアム知覧は、9月の毎週水曜日休館です。】
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
開催場所 ミュージアム知覧(知覧特攻平和会館となり)
観覧料

知覧特攻平和会館・ミュージアム知覧の共通券

(大人:600円、小人:400円)をご利用ください。

 

ユネスコ世界記憶遺産「登録申請」特別企画展
知覧からの手紙 ~ 知覧特攻遺書 ~

企画展について

 南九州市は、知覧特攻平和会館に収蔵する特攻隊員の遺書や手紙などについて、ユネスコ世界記憶遺産への登録を目指しており、このたび2月4日、申請書をユネスコ本部へ申請いたしました。
知覧特攻平和会館の資料は、第二次世界大戦末期の人類史上類を見ない悲劇を象徴する歴史的にも極めて重要なものです。
特攻隊員が極限の心境の限られた時間の中で、ありのままの純粋な気持ちを書き残した真実を語る人生最期のメッセージには、父母への遺言、生後間もない我が子や新妻の幸せを実母に託した家族愛・特攻隊員自身の心情等が書き残されています。
「知覧からの手紙」(知覧特攻遺書)を、世界に公開することは、戦争の悲惨さを語り継ぎ「戦争のない平和」「二度と戦争を起こしてはならない」というメッセージを永遠に発信し続け、世界の恒久平和に貢献できるものと信じます。
今回「知覧からの手紙」の世界記憶遺産申請のご理解と平和情報の発信のため企画展を開催いたしますのでご覧ください。
更に同時開催として、昭和20年5月24日に出撃した久野 正信中佐に焦点を当て、彼の生涯や家族、残された遺書・手紙について紹介します。
特攻で亡くなった彼の人生とは、その心情とは、そして残された家族は・・・。
この特別企画展を通して、何か心に残るものを感じていただければ幸いです。

展示内容(資料、パネル、映像で紹介しています)

◎世界記憶遺産「登録申請」特別企画

  • ユネスコ世界記憶遺産「知覧からの手紙」の概要
  • 遺書の紹介
  • 今後の平和事業
  • 手紙を書いてみよう

◎「久野正信中佐」 ~愛する我が子たちへ~ 特別展示

  • 生い立ちと家族について
  • 遺書、手紙の展示(子供に宛てたカタカナの遺書など)
  • 遺品の展示(軍服、勲章等)
  • 遺された遺族の戦後について
  • 関係者の証言映像(約25分)
開催期間 平成26年3月26日(水)~6月30日(月)
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
開催場所 ミュージアム知覧(知覧特攻平和会館となり)
観覧料 知覧特攻平和会館の単独券
(大人 500円、小人 300円)
※企画展開催期間中のみ、知覧特攻平和会館の単独券でミュージアム知覧もご観覧できます。

 

知覧飛行場の歴史シリーズ第3弾 少年飛行兵 ~大空に憧れた少年達~

企画展について

 少年飛行兵は、操縦をはじめとする通信・整備に携わる要員を養成した陸軍の制度で、昭和8年にその制度が設けられると大空に憧れた少年たちが数多く志願し、厳しい訓練を受けました。 彼らは陸軍航空の操縦・通信・整備要員の中堅として、支那事変、ノモンハン事件を経て、太平洋戦争の第一線で活躍しました。 今回の企画展では当時奮闘した少年達の足取りをたどり、少年飛行兵の制度、訓練内容など残された資料や証言映像で紹介します。

展示内容(資料、パネル、映像で紹介しています)

  • 大空に憧れた少年達について
  • 少年飛行兵の制度について
  • 東京陸軍航空学校について
  • 飛行/整備/通信学校について
  • 関係者の証言映像(約30分)
  • 大空に散った少年飛行兵について
開催期間 平成25年8月5日(月)~9月30日(月)
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
開催場所 ミュージアム知覧(知覧特攻平和会館となり)
観覧料 知覧特攻平和会館・ミュージアム知覧の共通券(大人:600円、小人:400円)をご利用ください。

 

特攻隊員の心に学ぶ <第102振武隊 猪瀨 弘之少尉> 生い立ちから特攻までの記録 ~最期まで綴った家族への便り~

企画展について

 平成23年2月、猪瀨 弘之少尉の御遺族から遺品の提供がありました。 長方形の木箱の中には手紙や葉書を始め、幼稚園の保育証や家族で撮った写真、カミソリやマスクなど生前に使用されていた日用品が詰められていました。 御遺族の話によりますと、遺品は故人の匂いのするもの、手で触った貴重な品として家宝として保管され、父親は遺品を抱えて頬ずりしていとおしむなど、まさに本人そのものとして扱っていたとのことです。 手紙を読み解くと、特攻隊員となって極寒の満州から春の訪れた九州に前進して来た時、「桜咲き緑一面に色どられた祖国日本を見た時、どうにかしてこれを守らねば、何で敵に汚させてなるものかと隊員一同心に誓った」とあります。 そして、出撃する直前の手紙には「今はただ何も考えずに桜を見て居ります。心は水のように静かです」とその時の心境を綴っています。 猪瀨少尉の生い立ちから特攻までの記録を通して、当時の二十歳前後の若者達の健気さ、心情を感じて頂けたらと思います。

展示資料

  • 幼少期に書かれた漫画のイラスト
  • 小中学生時の証書
  • 小学生時の習字
  • 乗員養成所/飛行学校時のノート類
  • 操縦士免状
  • 寄せ書き(第102振武隊)
  • 鉢巻
  • 家族、知人とやり取りした葉書、手紙類
  • 遺品(カミソリ、マスク等)
  • 出撃を報じる新聞(佐賀新聞 昭和20年4月24日)
  • 最後の葉書(絶筆)
開催期間 平成25年3月26日(火)~5月31日(金)
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
開催場所 ミュージアム知覧(知覧特攻平和会館となり)
観覧料 知覧特攻平和会館・ミュージアム知覧の共通券(大人:600円、小人:400円)をご利用ください。

 

知覧飛行場の歴史シリーズ第2弾
知覧教育隊 ~大空への第一歩~

企画展について

 知覧飛行場は特攻基地として使用されていた期間より、飛行学校としての期間の方が長かったのをご存じですか?
戦時下の知覧飛行場には、訓練を受けるため全国から飛行兵の生徒が集まり、また地元からも「軍属」として多くの人々が採用され、働いていました。その歴史を残された資料や証言映像、パネルで紹介する企画展の第2弾を開催しました。

展示資料(資料、映像、パネルで紹介しています)

  • 知覧飛行場の移り変わりについて
  • 知覧教育隊の位置づけについて
  • 知覧教育隊の組織、各部署の役割について
  • 知覧飛行場の点景
  • 知覧飛行場で働いた人々について
  • 関係者の証言映像 約30分
  • 知の飛南空会について
開催期間 平成24年7月21日(土)~9月30日(日)
※但し、9月については毎週水曜日を除く。
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
開催場所 ミュージアム知覧(知覧特攻平和会館となり)
観覧料 知覧特攻平和会館・ミュージアム知覧の共通券(大人:600円、小人:400円)をご利用ください。

 

二度出撃した特攻隊員~祖国・家族・戦友・島人への想い~

企画展について

 第24振武隊 安部 正也 大尉は4月29日に出撃しますが機体のトラブルで薩摩半島の南50km沖にある黒島に不時着します。島の青年に協力してもらい島から舟で知覧飛行場に戻り、再出撃をはたします。そのエピソードと共に、残された遺書・お手紙、関係者の証言を通して安部大尉の心境に迫りました。

展示資料

家族への手紙

  • 飛行兵志願の事を書いた手紙
  • 訓練の事を書いた手紙
  • 訓練ノート(操縦学、射撃)
  • ノート(修養録)
  • 写真(唐澤家での集合写真、入隊直前の写真など)
  • 年表(特攻作戦について)
  • 第24振武隊について(隊の構成)
  • 関係者の証言映像(約30分)
  • 黒島でのエピソードについて
  • 三島村の概要説明、慰霊祭について
開催期間 平成24年3月26日(月)~5月31日(木)
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)
開催場所 ミュージアム知覧(知覧特攻平和会館となり)
観覧料 知覧特攻平和会館・ミュージアム知覧の共通券(大人:600円、小人:400円)をご利用ください。

 

チノヒ開設~知覧飛行場の生い立ち~

企画展について

 知覧と言うと特攻隊が有名ですが、特攻基地として使われたのは飛行場の歴史3年半のうち、僅か半年間です。知覧飛行場がどのような経緯で作られ、どのような用途で使われていたのかは意外と知られていません。

 平成23年は知覧飛行場完成70周年の節目でもありますので、飛行場の生い立ちから、特攻以前の歴史にスポットを当て紹介致しました。

展示資料

  • チノヒ特別地域地上物件調書
  • 飛行場を作る前の地図、写真(パネル)
  • 知覧教育隊関連の資料(飛行兵の訓練ノートなど実物資料)
  • 知覧教育隊時代の写真パネル
  • 飛行場の年表
  • 証言映像(知覧飛行場と係わりのあった方々)
開催期間 平成23年7月21日(土)~9月27日(火)
開催場所 ミュージアム知覧(知覧特攻平和会館となり)

 

婚約者への手紙~最期に、君に伝えたいこと~

企画展について

 沖縄戦における特攻作戦で散華された福島県出身の第20振武隊の穴澤利夫大尉を紹介しました。彼は婚約者と出撃直前まで結婚を目指しますがとうとう実らずに特攻戦死されています。どのような人生を歩み、どのような事を考えていたのか残された遺書・お手紙を通し、穴澤大尉の気持ちを感じて頂けたと思います。

展示資料

  • 穴澤 利夫 大尉の遺品(最後の手紙、書籍)
  • 第20振武隊について(部隊歴、隊員の紹介、使用された特攻機)
  • 年表(太平洋戦争、穴澤 利夫さんの軍歴、お付き合いの経歴)
  • 伊達 智恵子さんの証言映像
開催期間 平成23年3月26日(土)~5月9日(月)
開催場所 ミュージアム知覧(知覧特攻平和会館となり)

 

ミュージアム知覧・知覧特攻平和会館共同企画展
海法秀一戦争絵画展「大空の軌跡」

 故海法秀一画伯は、少年飛行兵13期卒の元陸軍航空兵です。太平洋戦争末期には、教育飛行隊に配属され陸軍軍曹として本土防空戦にも参加しています。戦後は競輪選手として活躍の後、千葉県の中央航空(株)で教官を務めるかたわら、数多くの航空戦の油彩画を描きました。その作品は、航空雑誌やカレンダーにも印刷されており、空戦画の先駆者として知られています。

 ここに展示した油彩画は、故勝力和太氏(元少年飛行兵19期生)が、自宅を資料館としてコレクションしていたもので、現在は知覧特攻平和会館に寄贈されています。

 これらの作品を通して、20世紀前半期における航空機の歴史や、日中戦争から太平洋戦争における航空戦の様子をたどることができます。ここに、あらためて平和のありがたさを確認し、英霊の冥福をお祈りいたします。

開催期間 平成21年4月23日(木)~平成21年5月31日(日)
開催場所 ミュージアム知覧特別展示室