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特攻平和観音堂の周りの桜は、桜並木周辺と比べるとまだ花びらが多く残っています。今日は、時折り吹くそよ風に、桜の花びらが舞っています。天気の良く絶好のお出かけ日和となりそうです。
平和公園に屋外展示している、飛行機「隼」の模型です。桜の花と一緒に見られるのは、この季節だけです。この週末は、ぜひ知覧平和公園・知覧特攻平和会館へお越しくだされば幸いです。
「桜」や「散る」という言葉を用いた辞世から、特攻隊員らの中には、桜の花と自分の身の上を重ね合わせた方もおられたと考えられます。桜と特攻が結び付けられて美化された史実を忘れることなく、特攻の資料を後世に伝えていくことの大切さを感じる今日このごろです。
事務所内から見える、今朝の様子です。雲一つない青空に、朝日が降り注いでいます。だいぶ日差しが暖かくなりました。時折り、桜の花びらが舞い始めています。
今朝、7時半に撮影した、平和公園桜並木の桜です。少し葉が出てまいりましたが、青空を背景に桜の花びらがよく映えます。今週末もまだお花見が楽しめそうです。
さて、南九州市は、「知覧の桜を守るプロジェクト」として桜並木の樹木を保存するための寄付金を受け付けています。3月31日までの受付です。特攻隊員らの中には、自らを桜の花になぞらえて飛び立っていった方もいます。平和への願いを込めて植えられた知覧の桜を守るために、ご協力をお願いします。(詳しくは南九州市役所ふるさと振興室0993-83-2511までhttps://fbyg.jp/projects/chiran-sakura)
昨日紹介した伊舎堂中佐(戦死後の階級)らは、戦死後に2階級特進、第10方面軍司令官の感状を受け、全軍に布告されています。他の特攻隊員らも同じように受けていますが、陸軍沖縄航空特攻作戦の先駆けであっただけに、大々的に報じられたと察せられます。
感状とは、戦国時代に家来の武功を称えて主君が発した文書ですが、明治以降も用いられていました。昭和20年当時、日本の武士道精神を連想させて戦意を高めるものとして、盛んに用いられていたようです。(写真は、別な特攻隊員の感状です。)
73年前の3月26日は、陸軍沖縄航空特攻作戦が開始された日です。
昭和20年(1945年)3月26日午前4時、沖縄の石垣飛行場を出発。慶良間列島西方海面にいたアメリカ軍の空母群に体当たり攻撃を行いました。この攻撃で、沖縄出身の伊舎堂用久大尉(戦死後中佐)らが特攻戦死。以来、陸軍からは1036人の若者が沖縄の海で特攻戦死していくことになります。
今朝、観音堂の入口に飲み物が入った袋が置かれていました。お供えものかと中を確認したところ、飲みかけのお酒や食べかけの焼き鳥などでした。昨晩夜桜見物に来た方の忘れものだと思いますが、辺りは暗いので、ぜひ周りを確認してから気を付けてお帰りください。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
知覧は快晴です。桜の花が朝日に照らされて、木々の生命力を感じます。平和公園の桜は今が見ごろです。
本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
ようやく天気が回復しました。平和公園内の桜に朝日が降り注いでいます。写真の桜は、会館外に置いていた鉢植えの桜の花です。寒い冬を越え、花を咲かせています。
野畔の草 召し出されて桜哉
原田栞大尉
平和会館前の参道付近の桜の花を撮影しました。満開に近い桜の木もありますが、まだつぼみをつけている木もあります。公園入口の桜並木はほぼ満開です。
遅れじと 散りゆく花ぞ われもまた 大和島根に 香りとどめて
岸誠一大尉
平和会館公園の桜並木はほぼ満開、平和会館前の参道の桜は8分咲となり、見ごろを迎えていますが、今朝も空は雨模様。昨夜の風雨の影響で、地面にはたくさんの花びらが落ちていました。
写真は、零戦展示室の外側の桜です。展示室の中から見ると、桜を背景にして零戦の機体を見学することができます。
今日も雨模様です。平和公園の桜並木は8分咲ですが、平和会館前の参道の桜は、まだ5~6分咲きといったところです。
左の写真は、平和会館ロビーに展示している、影絵作家の藤城清治氏の作品「平和の世界へ」(レプリカ)の一部です。会館前の参道の桜が咲き誇り、このような風景を見られる日を待ち望んでいます。
桜の開花宣言が、鹿児島地方気象台から17日に発表されました。
平和公園内の桜も、この土日でだいぶ花開きました。平和会館前の桜は、5分咲き程度ですが、平和公園の桜並木(護国神社参道)は8分咲きといったところで、見ごろを迎えています。
(写真左・中央:平和公園桜並木(護国神社参道)の桜、写真右:知覧特攻平和会館前の桜)
平和会館裏側にある、平和公園第2駐車場です。先週、白線のラインの塗り直しがされてくっきりとなっています。
以前にもお伝えしましたが、カーナビで「知覧特攻平和会館」を設定すると、この駐車場に案内されることが多いようです。「知覧文化会館」を設定すれば、平和会館正面側の駐車場に案内されるようです。
73年前の昭和20年3月18日、アメリカ軍の艦載機が九州、四国の陸海軍の飛行場を襲撃します。不意を突かれた日本軍は混乱し、有効な迎撃は行えませんでした。この攻撃は沖縄上陸作戦の前哨戦で、事前に日本軍の飛行場を叩いて弱体化を狙ったものです。そして26日に慶良間列島へ、4月1日には沖縄本島に上陸し地上戦が始まりました。
あれから73年が経過し当時を知る方から直接お話を伺う機会は少なくなりました。平和会館では資料を残すと共に、隊員の心情を伝え、特攻作戦全般についてわかり易くお話する語り部が在籍しています。ご来館の折は是非ともお聞きください。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
今日の天気は雨ですが、少し暖かく感じます。
平和会館周辺では、桜の木が動き出しています。この写真は、平和会館の零戦展示室に隣接する桜の木を、本日撮影したものです。館周辺では、この木だけが一足早く花を咲かせ始めました。周りの桜の木々も、つぼみが膨らんできています。
平和会館中央の遺品室入口にある説明パネルの写真です。
この写真は、昭和20年(1945年)4月11日、鹿児島県喜界島沖において、日本の特攻機(零戦)が、アメリカ軍の戦艦ミズーリへまさに体当たりする瞬間に撮影されたものです。特攻隊員は亡くなりましたが、ミズーリの艦長は「敵兵でも死んだら敵ではない」として、丁寧に弔ったというエピソードがあります。平和会館には、戦艦ミズーリ記念館から寄贈された、零戦の破片を展示しています。
震洋艇展示室の一角に、なでしこ隊と呼ばれた知覧高等女学生だった永崎(旧姓前田)笙子さんの証言映像コーナーがあります。その横では、当時彼女が書き記していた日記の写しを紹介しています。
日記には、現在企画展で取り上げている穴澤利夫さんが4月12日に出撃する日の様子も出てきます。
今日は、収蔵している革製品のメンテナンスを行っています。
会館には、たくさんの革製品がありますが、1つ1つ丁寧に作業をすることで、当時を語る貴重な資料を後世へ残すように努めています。
当会館の北側の駐車場の区画線を引き直しました。ご来館の折は線がくっきりとしていますので、駐車しやすくなったと思います。
どうぞ、お気を付けておいでください。
快晴です。平穏な毎日がいかに尊いものであることかを思います。
今日のご案内は以下のとおりでございます。
午前9時半 DVD映像上映、午前10時20分 語り部のお話し、午前11時10分 DVD映像上映、午後零時 DVD映像上映
午後1時 DVD映像上映、午後1時50分 DVD映像上映、午後2時40分 語り部のお話し、午後3時半 DVD映像上映
どうぞ、お気を付けてご来館下さい。
本日から企画展「恋人への最後の手紙」を開催いたします。
昭和20年4月12日に出撃、戦死された福島県出身の穴澤利夫大尉が、婚約者に送った最後の手紙と、その背景を紹介します。写真は、穴澤大尉の煙草の吸殻を婚約者だった智恵子さんが寄せ木細工の小箱に入れて保管していたものです。
この企画展は、4月16日まで開催いたします。
3月も1週間以上が経過し、春の気配を感じられるようになってきました。朝、木々の間からは暖かな日差しが注ぎこんでいました。
73年前の3月には、航空特攻作戦に向けて慌ただしくなっていただろうと思うと、朝の日差しが余計に暖かく感じられました。
日本の近現代紙資料についての勉強会では、明治以降に作られた日本独特の紙、「ガラパゴスペーパー」には多様な種類があることや、その特徴について学びました。平和会館には、最も保存が困難といわれている、昭和10年代に製造された紙資料が多く収蔵されています。これらを後世に伝えていくために、最新の研究成果を学びながら、保存管理に努めていきます。
写真は、6日よりプレオープンしている企画展の風景です。
今日と明日の二日間にわたり、「日本の近現代紙資料についての勉強会」が開催されます。専門家をお招きして、近現代紙資料の材質の特徴や保存方法について、当館や関係施設の担当学芸員らが学ぶ勉強会です。
昨夜は、新しい企画展の設営作業を行いました。本日よりプレオープンしています。
恋人への最後の手紙
穴澤利夫大尉と智恵子さんが遺したもの
3月10日(土)~4月16日(月)
今朝は断続的に雨が降っています。
平和会館の玄関前に、傘を入れるビニール袋を置いています。
傘をお持ちのお客様は、ここでビニール袋に入れからご入館ください。
この画像は会館正面表札の横に立ち撮影したものです。
来館記念にお客様は表札の横に立ちよく記念撮影をされます。
今日の知覧は青空が広がっております。
会館前には桜が植えられておりますが例年3月下旬頃から咲き始めます。
気温も暖かくなってきております。
知覧にでかけてみませんか。
けさの知覧は厚い雲に覆われていて、午後から雨になるそうです。ご来館を予定されている方は、足元にお気を付けてご来館ください。
今日の講話と映像上映は、イレギュラーメニューとなっています。特攻の歴史や隊員の遺書のご紹介など、より深く知ることができますので、ぜひお時間をお取りください。
カーナビを利用して平和会館にお越しになる際は、≪知覧文化会館≫を目的地に設定することをお勧めします。
平和会館には、専用駐車場はありません。「平和公園」駐車場のいずれかに停めることになります。目的地を≪知覧特攻平和会館≫で設定すると、平和会館裏側の駐車場へ案内されることが多いようです。それに対し、平和会館の隣にある≪知覧文化会館≫で設定すれば、平和会館の正面玄関に近い駐車場に車を停めることができます。
早いもので、今日から3月。昨夜は強い風が吹き荒れていましたが、今朝は落ち着き、暖かい日差しが降り注いでいます。
この写真は、飛行機「疾風」の機体にある日の丸です。
日の丸は、古来より「日の丸紋」と呼ばれ、平安時代末期の源平抗争期には日の丸紋の扇が用いられ、戦国時代には旗や幟に多く用いられるようになり、江戸時代には徳川幕府の船印にも用いられていたようです。江戸時代までは、丸は3個・5個と描かれる場合も多かったようです。幕末に外国船の来航に対し、日本の総船印として日の丸の幟を幕府が定めたことで、国旗としての国際的意義をもつようになったとされています。(国史大辞典より)
平和会館に陳列している、特攻隊員の千人針です。これは、昭和20年5月28日に知覧飛行場から出撃し特攻戦死した中西伸一大尉の遺品です。
千人針とは、白い布地に、赤い糸で千個の結び目が縫い付けられたものです。家族や親戚、道行く人々などの女性らによって、一人一針ずつ縫い付けられました。特攻戦死した中西大尉が、いつ誰から贈られたものかはわかりませんが、武運長久を願う女性らの思いが込められた品です。
薩摩焼の壷です。平和会館開館時の贈答品としていただいたもので、平和会館のロビーに飾っています。この壷は、白薩摩と呼ばれる様式のもので、白地に赤や青、金色の彩色がなされているのが特徴です。白薩摩は、1867年(慶応3年)に 薩摩藩が独自に出展したパリ万博において、欧米で絶賛を受けたことでも知られています。
岩ツツジが咲き始めました。つめたい小雨の降るなか花言葉の「恋の喜び」を表すように
咲き誇るときを静かに待っています。
今日も会館には多くの老若男女の方々が訪れ、それぞれの思いで観覧されています。
特攻銅像 「 とこしえに 」
右手は永遠の平和を、左手は固い気持ちが秘められています。
当時の学生は、勉強がしたくてもそれがかなわない環境でした。
明日から国立大学の二次試験がはじまります。
受験生のみなさまにこの春よいご縁があるよう応援いたします。
特攻隊員が出撃までの数日から数週間を過ごした三角兵舎では、隊員らが決意の言葉などを日の丸に寄せ書きをすることもありました。
また、郷里の人々や、学友などが特攻隊員に対して日の丸に寄せ書きをして贈るということも盛んにおこなわれていました。
展示している日の丸から、当時の想いを読み取っていただきたいと思います。
出撃の前夜、知覧の三角兵舎の中で書いたと思われる遺書があります。
この遺書は、昭和20年6月6日に知覧から出撃し、沖縄周辺洋上で23歳で特攻戦死した生駒寛彦大尉が書いたものです。両親や兄弟姉妹に宛てた内容で、「でハ征きます 出撃前夜」という文字で結ばれています。出撃直前の遺書を読むと、最期にどのような言葉を伝えたかったのかということのほか、ここに記した言葉から、言葉には表れていない様々な思いが伝わってくるような気がします。
復元された三角兵舎の内部です。実際に三角兵舎群のあった場所は、ここから南西へ約3キロの取違という集落ですが、平和会館の横にその一部を復元しています。半地下式木造の内部は、中央に通路があって、その両側のベッド状の板敷の上に布団を並べています。このような空間で、特攻隊員らは出撃までの時間を過ごしました。知覧にお越しの際には、ぜひこの空気感を肌で感じていただきたいと思っています。
中央大学・銀座アートホールで開催した企画展の第3弾として、下記企画展を知覧特攻平和会館で開催します。東京ではレプリカ資料を展示しておりましたが、企画展示室において実物資料を展示する予定です。
恋人への最後の手紙 穴澤利夫大尉と智恵子さんが遺したもの
3月10日(土)~4月16日(月) 於 知覧特攻平和会館企画展示室
銀座で開催した企画展では、多数のお客様にご来場いただきました。2月13日から18日までの6日間でお越しいただいた1,956人のお客様をはじめ、開催にあたりご協力いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。
知覧で特攻を学ぶ
3月3日(土曜日)、知覧図書館(夢郷館)で「特攻作戦と鹿児島との関わり」についての講演会が開催されます。
知覧飛行場の歴史、飛行兵の訓練、特攻作戦の概要、隊の編成や隊員の生活など幅広くお話をする予定です。
申込みの窓口は知覧図書館です。特攻の事をもっとよく知りたいという方はお申込み下さい。(TEL:0993-83-4939)(http://lib-minamikyushu.jp/index.html)
※事前の申し込みが必要です。
知覧特攻平和会館企画展 「恋人への最後の手紙」
2月13日(火)~2月18日(日) 於 銀座アートホール(銀座コリドー街)
銀座アートホールで開催中の企画展に若い学生さんをはじめ多くのみなさまにご来場いただいております。
左の画像は会場入口の画像です。
●会場周辺図をご案内●
地下鉄銀座駅から徒歩約7分、地下鉄新橋駅から徒歩3分。
銀座アートホールの開館時間は、11時から18時半まで
(明日18日最終日は16時まで)です。
今日の知覧は小雨が降っております。
会館前にはサツキとサザンカの植込みがあります。
来館されるお客様を迎えるため日々植込みのメンテナンスを行っております。
この週末知覧に出かけてみませんか。
また現在、企画展を2月18日まで東京銀座で開催しております。
東京近郊の皆様、この週末に銀座アートホールにお立ち寄りください。
現在企画展を開催している東京銀座アートホールの様子です。
多くの方にご来場いただき感謝しています。会場では隊員の遺書・手紙と共に知覧飛行場の歴史、特攻作戦について解説している映像もご覧いただけます。
戦後73年が経過し飛行場の面影は少なくなりましたがこの映像により当時の様子を想像していただき隊員の心情をより深く読み取っていただければと思います。
今日は知覧特攻平和会館の特別収蔵庫の一部を紹介します。
特別収蔵庫は貴重な収蔵品を次の世代に確実につないでいくため365日24時間一定の温度湿度を保つよう管理を行っております。
大切な人に残された手紙等の遺品はこの木製の棚の中で大事に保管させていただいております。
本日から18日まで東京の銀座アートホールで企画展を開催します。
東京近郊の皆様、この機会にぜひお立ち寄りください。
知覧特攻平和会館企画展 「恋人への最後の手紙」
2月13日(火)~2月18日(日) 於 銀座アートホール(銀座コリドー街)
開館時間:11時~18時半まで(最終日は16時まで)
今日も朝から雪がちらついています。会館前の道もすべりやすくなっていましたので、来館の際には足元には十分お気をつけください。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
今朝の知覧は、強い風が吹いていて肌寒く感じますが、平和公園では小学生のソフトボール大会が元気に行われています。
さて、13日から始まる銀座での企画展。あらためて会場周辺図をご案内します。地下鉄銀座駅から徒歩約7分、地下鉄新橋駅から徒歩3分。銀座アートホールの開館時間は、11時から18時半まで(最終日は16時まで)です。
地元知覧で長年、特攻隊員の手紙などの朗読に取り組んでいる劇団があります。その劇団に所属する地元の高校生が穴澤利夫大尉が婚約者に送った手紙の英訳文を朗読して映像にしました。同じく同劇団に所属する中学生が、鎮魂の想いを込めてバイオリン演奏をしました。この映像を短く編集して銀座アートホールでの企画展会場でご紹介する予定です。
知覧特攻平和会館企画展 「恋人への最後の手紙」
2月13日(火)~2月18日(日) 於 銀座アートホール(銀座コリドー街)
左の写真は、昭和20年4月ごろに記された知覧高等女学校生徒の日記を活字化したもので、震洋艇展示室の証言映像コーナーに展示しています。
昭和20年4月12日の記述には、穴澤利夫大尉の出発を見送る時の様子も記されています。来週12日から銀座で行う企画展では、日記に記述されている穴澤大尉の「恋人への最後の手紙」を中心に紹介いたします。
先日(2月4日)、東京藝術大学上野キャンパスで開催された文化財保存修復学会公開シンポジウムを聴講してきました。テーマは、「文化財を伝える-複製・復元の現在と未来-」。具体的には、デジタル印刷・セラミックアーカイブ・クローン文化財など、レプリカ作成技術の最先端情報が盛りだくさんの内容でした。高精細なレプリカを展示することで、実物資料への負担を軽減し保存することができるばかりでなく、レプリカでしかできない、価値継承のための「活用」をそれぞれの館で探っていく必要があるということを学びました。
今朝もわずかに降雪がありましたが、寒波は落ち着いたようです。
さて、平和会館では、来週火曜日からの銀座での企画展の準備を進めています。東京近郊の皆様、この機会にぜひお立ち寄りください。
知覧特攻平和会館企画展 「恋人への最後の手紙」
2月13日(火)~2月18日(日) 於 銀座アートホール(銀座コリドー街)
けさ8時30分の様子です。画像にもくっきり降りしきる雪が写っています。
このような天気ですが、平和会館は今日も通常通り開館しています。まだまだ雪が降り続くようですので、道路事情にもご留意のうえ、ご来館の際はくれぐれも気を付けてお越しください。
鹿児島ではなかなかお目にかからない除雪用スコップが、今年は何回も活躍しています。友好姉妹都市の青森県平川市の方に送っていただいたスコップです。駐車場から平和会館玄関まで除雪しましたが、足元にはお気をつけてお越しください。
昨年11月から開催している企画展「新収蔵品展」は1月31日までの予定でしたが好評の為2月末日まで延長されることになりました。特攻隊員の遺書・手紙を始め、敵機に体当たりした飛行兵の遺品、待機特攻や出撃したものの生き残った隊員の資料など今まであまり紹介されていなかったもが多く展示されています。戦争の史実を多角的に知っていただきたいと思っています。
本日、知覧では雪が降っています。気を付けてお越しください。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
左の写真は、昭和20年4月12日、知覧飛行場から出撃する特攻隊員を知覧高等女学校生徒が見送る様子です。この時、1式戦闘機「隼」に乗り込んているのは穴澤利夫大尉。穴澤さんには、結婚を約束した婚約者がいました。
平和会館では、10日後の2月13日から、穴澤さんが恋人と交わした手紙などを紹介する展示会を、東京の銀座で開催します。東京近郊の皆様、この機会にぜひお越しください。
【とき】2月13日~18日 【ところ】銀座アートホール(銀座8丁目コリドー街)
今朝の知覧は冷え込み、知覧飛行場跡の一面に厳しい霜が降りていました。というわけで、本日は「霜」に関連した話題をお届けします。
左の写真は、平和会館遺品室にあるジオラマ模型です(写真奥のランプ点灯位置は平和会館)。飛行場の南側に「霜出」という地域があります。ここにある霜出小学校は、飛行場に最も近い小学校でした。昭和20年当時、ある特攻隊員と児童らとの交流があり、出撃の際に学校上空を一円して南の空へ飛んでいったエピソードが伝わっています。
昨日に引き続き、碑文から「特攻勇士辞世の歌」の一つを紹介します。
遅れじと散りゆく 花ぞわれもまた
大和島根に香りとどめて
昭和20年4月12日、知覧飛行場から1式戦闘機隼に乗って出撃した、島根県出身の岸誠一大尉の辞世です。
平和会館の前に、1対の「特攻慰霊大燈籠」があります。昭和63年8月に建立されたものです。その根元付近に、寄贈者名などを刻んだ碑があります。本日は、碑文に刻まれた「特攻勇士辞世の歌」の一つを紹介します。
野畔の草 召し出されて桜哉
昭和20年6月22日、都城東飛行場から4式戦闘機疾風に乗って出撃した、原田栞大尉の辞世です。実物資料は、平和会館遺品室に陳列しています。
現在開催中の企画展、≪遺族から託された想い~新収蔵品展~≫で公開している、元特攻隊員の遺品です。左側は、部隊(第113振武隊「天剣隊」)の隊章で、右側は女学生から贈られたお守りです。これらを身に着けていた坂東晃少尉は、昭和20年6月6日、知覧から沖縄に向けて出撃しましたが、途中で敵機と遭遇し徳之島に不時着。戦後を生き抜きました。特攻隊員が出撃の際に身に着けていたものであり、本人が生き延びたからこそ残る、貴重な品です。
この写真は、知覧護国神社敷地と特攻平和観音堂敷地の境界付近を撮影したものです。観音堂敷地は、護国神社敷地より一段高くなっています。これは、もともとあった建物のコンクリート基礎を利用したためと考えられます。知覧飛行場の建物跡の名残りを、この土台に見ることができます。
昨年11月から好評開催中の特別企画展「遺族から託された想い~新収蔵品展~」も会期末が近くなってきました。貴重な品々をぜひこの機会にご覧ください。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
今朝の冷え込みは厳しく、特攻平和観音境内の手水鉢も凍結していました。くぼみに残った水も凍りついています。けれど空には綺麗な青空が広がっていて、寒い中にも清々しい感じがします。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
昨日の夕方、タブレット型音声ガイドレシーバーのメンテナンスを行いました。
当館のガイドレシーバーには、タブレット型(レンタル料200円)とラジオ型(レンタル料100円)の2種類がありますが、写真も見られるタブレット型が人気です。日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)と対応しています。館内35か所の説明を聞くことができますので、ご来館の際にはぜひご利用ください。
平和会館は、知覧飛行場跡の一角に建てられています。この写真は、遺品室に展示している知覧飛行場跡のジオラマ模型です。
写真の右側に2つの格納庫とエプロンがあります。このあたりは、現在の多目的球場になっています。その左側の小さな建物は、気象観測所です。その左下付近に、現在の平和会館が建っています。詳しくは、展示室の模型をご覧ください。
この写真は、1月17日の記事で紹介した、飛行機「隼」模型の操縦席です。
これは、撮影用に操縦席前方と後方それぞれ別々に復元されているので、詳細に観察することができます。
昭和20年5月25日に戦死した市川實大尉の御遺族から最近いただいた遺書のひとつに、唱歌「早春賦」の歌詞が書かれていました。
春は名のみの風の寒さや 谷の鶯歌は思えど 時にあらずと声もたてず 時にあらずと声もたてず
厳しい状況のなか、早春賦を歌っていた市川大尉のお姿を想像することでした。
平和会館は年中無休で開館しております。
閉館時間は17時ですが、16時30分までに入館ください。閉館時間に、時間を忘れて隊員の手紙を熱心に読まれるお客様もしばしばいらっしゃいます。写真は、お客様がお帰りになったことを確認して遺品室の扉を閉めているところです。
平和会館横の三角兵舎前にサザンカ(山茶花)が咲いております。
山茶花の花言葉に「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」などがあります。
受験の季節インフルエンザなど心配ですが、体調を崩さず、この春受験生のみなさまに良いご縁がありますよう応援いたします。
平和会館では、開館以来、館内中央の展示室のことを「遺品室」と呼んでいます。遺品室のほかは、戦史資料展示室・企画展示室・震洋艇展示室・零式戦闘機展示室と、「展示」という言葉を用いています。
この違いは、「遺品」を陳列した慰霊の場であるという趣旨だと理解しています。戦後70年以上が経過しこんにち、特攻隊員の遺書や手紙を「歴史資料」と捉える感覚もある一方で、戦後慰霊の場としての役割を担ってきた「特攻のまち知覧」の空気感を伝えていく空間だと思っています。
中央遺品室の奥に映像を見るコーナーがあります。特攻隊員が出撃する様子を撮影した当時のニュース映像と米軍が撮影した突入の様子をご覧いただけます。
当時の映像も残すべき貴重な史料です。
今朝の知覧飛行場跡地から見た東の空です。内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた小型ロケット「イプシロン」がつくった雲に朝日があたって幻想的な光景がみられました。
この写真は、遺品室に展示している飛行機「隼」模型の操縦席です。
この操縦席は、平成19年に制作された映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」の撮影用として復元されたものです。パイロットが操縦桿を握り、足元の足踏桿で機体の姿勢を変化させ、多くの計器を確認しながら操縦していた様子を想像することができます。
写真は、遺品室の立体展示ケースの下段にある引出です。9月から、引出内に展示している資料の隊員名を、引出の外側に貼り付けています。今朝は、粘着力が弱まっていた一部を補修しました。
年明けから、NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の放送が始まりました。知覧特攻平和会館のある南九州市でも昨年夏に知覧武家屋敷庭園群でロケが行われました。ドラマの中で武家屋敷や通りがよく出てくるようです。会館においでの際はぜひ、一緒に知覧武家屋敷庭園群に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
雪はすっかりなくなりましたが、まだまだ寒い日が続いています。今日も皆さまのご来館をお待ちしております。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
今朝の空模様は曇り。風はありませんが、冷たい空気です。
さて、今日は、館内にある、隊員検索システムを紹介します。出身地や名前から、特攻隊員の情報を、タッチパネル式の画面で調べることができます。来館の際には、ぜひ、ご利用ください。
今朝7時半ごろの平和会館の前の様子です。7時ごろに降った雪が1㎝程度積もっています。一時やんでいましたが、8時ごろからまた雪が降り出しています。知覧にお越しの皆さま、お気をつけてお越しください。
今朝7時すぎの平和会館の前の様子です。雪が降って、うっすら通路が白くなっています。1時間経ったいまは雨に変わり、すっかり溶けてしまいました。
今日明日は全国的に寒くなるそうです。知覧もとても寒いので、暖かくしておいでください。
鹿児島も、本格的な寒波が到来しつつあります。今日の空模様もぐずついた天気となりそうです。平和会館では、玄関前にビニールの傘袋を置いています。雨天時にご来館の際には、傘袋に入れてお入りください。
本日のお越し、お待ちしております。
平和会館に隣接する三角兵舎復元建物の周囲には、杉林があります。林の中にあった三角兵舎の雰囲気を想像することができます。
林の中でふと上を見上げると、木々の間から空が見えることにあらためて気が付き、シャッターをきりました。それぞれの枝が、他の木の枝を邪魔せずに共存する様子に、考えさせられるものを感じました。
知覧特攻平和観音堂の参道右脇にある大灯籠の下にある千両です。まだたくさんの実を付けています。今年は小鳥たちも山にある木の実だけでおなかが一杯なのでしょう。
たくさんの赤い実を見ると心も華やいでまいります。今年も良い年になりますように。
平和会館に収蔵されている特攻隊員の遺書や手紙を恒久的に保存するための調査が始まりました。国内各地の研究機関や大学からお招きした専門家の力をお借りし、傷み具合や、紙の材質などから保存方法を検討し、カルテを作成していきます。本市の学芸員もいっしょに取り組んでいます。
遺書や手紙の原本からは、写真や活字では伝わらない生々しい特攻隊員の心情が伝わってきます。未来のために残していく責任を痛感します。
平和会館前の門松にユズリハがあります。
若葉が成長した後、古葉がそれを譲るように落葉することから 家が代々続いていくように見立てて縁起物とされ正月飾りや庭木に使われています。またユズリハは1月6日の誕生花にもなっているようです。
先人の方々はいろいろなものに思いを込めて良い文化を残しております。
知覧の武家屋敷では3回変わる正月門飾りをこの時期見ることができます。
この連休知覧に出かけてみませんか。
来月は、東京の銀座で企画展を行います。
タイトル:恋人への最後の手紙
期 間:2月13日(火)~2月18日(日)11時~18時30分(18日は16時まで)
場 所:銀座アートホール(銀座8丁目110番高速道路ビル銀座コリドー街)
最寄駅:新橋駅から徒歩約6分、銀座駅・有楽町駅から徒歩約8分
年末年始にご来館くださった方々、ありがとうございました。
役所は仕事始め。今日から通常モードに入ります。
戦後73年目の年を迎えました。沖縄特攻作戦で戦死された一番若い年齢は17歳ですがその隊員も健在であれば90歳となります。実際に戦闘に参加された方はごく少数となり、当事者からお話をお聞きする機会は少なくなりました。特攻や戦争を語り継ぐ必要性がますます高まりますが、語り継ぐにはまずその出来事のことを知らなければいけません。特攻はわからない事や知られていない事が多いのでそれらを掘り起して調べ、皆様方にご紹介出来たらと思っています。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
今朝、館内を回っていたところ、零戦が朝日に照らし出されている姿がより目を引きました。時間帯によって、違った姿を見せてくれますので、1度足を運んだことがある方も次回は少し時間を変えていらっしゃってみてはいかがでしょうか?
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】(所用時間それぞれ約30分)
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
【語り部の講話】10時20分~、13時~、14時40分~
【解説映像上映】9時30分~、11時10分~、12時~、13時50分~、15時30分~。
本日も、ご来館をお待ちしています。
おはようございます。路線バス等を降りてから当館までの道順が良くわからない時には、写真の赤い急須の方に向かって歩いて下さい。100メートル程歩けば到着します。赤い急須の左側の建物は「観光案内所」です。どうぞご利用ください。
【知覧特攻平和会館は年末年始、休まず開館しています。】
昭和20年4月12日に戦死した穴澤利夫大尉の婚約者だった智恵子さんは、穴澤大尉から送られた最期の手紙を、ノートに貼り付けて保管していました。ノートの端に、「私が手にしたのは4月16日」と記しています。中央大学との共同企画展で話題となった穴澤大尉のエピソードを紹介する企画展は、2月13日から2月18日まで、銀座アートホールで開催したあと、穴澤大尉と智恵子さんが離ればなれになってしまった3月10日から智恵子さんが手紙を手にした4月16日まで、知覧特攻平和会館で開催します。
【知覧特攻平和会館は年末年始、休まず開館しています。】
平和会館では、毎朝、玄関前のポールに国旗を揚げています。
今朝は、新年を前にして、新しいものと交換しました。新しい年を迎える準備をしていくと、気持ちも新たに引き締まるような気がします。
平和会館へと続く道の入口に、門松がお目見えしました。
この入口から入ると、右側には、特攻観音堂と護国神社、突き当りに知覧特攻平和会館、その左側にミュージアム知覧があります。
遺品室の左右の壁面には、特攻隊員の出撃戦死した日付順に、遺影を並べて展示しています。一人一人の写真を見てくと、どれだけの尊い命が犠牲になったことかと様々な想いが込み上げてきて、胸を打たれます。
年末年始、平和会館はいつもと変わらず開館しています。旅行や里帰りで鹿児島を訪れる際には、ぜひお立ち寄りください。
平和会館から南西方向へ約3キロのところに、取違という集落があります。この集落の南端の、林の中に、知覧飛行場の三角兵舎群の跡地があります。
三角兵舎とは、飛行場で待機する特攻隊員らが寝泊りしていた半地下式の建物です。平和会館の隣にある三角兵舎は、一部を復元したものですが、実際には非常に長い建物だったようです。平成25年3月に市教育委員会が行った発掘調査では、幅約4m、長さ約30m、深さ約70㎝の規模の兵舎跡が見つかっています。
(写真は、現地にある説明板より)
2017年も残るところ、あと1週間となりました。
今年、新しく展示したものの1つが影絵作家・藤城清治さんの作品「平和の世界へ」です。(※11月1日参照)作品の下に藤城さんの「平和の世界へ」に対する想いを綴った文章や制作風景を一緒に展示しています。作品と併せてご覧いただくと、また新たな発見や気づきがあるかもしれません。ご来館の際は、ぜひ見てみてださい。
知覧特攻平和会館と隣接するミュージアム知覧で、企画展「地域の歴史と文化を『記録』する」が昨日から始まりました。平和会館との共通券は平和会館単独でのご見学に100円プラスするだけですので、お時間があればぜひご覧ください。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
■語り部の講話:10時20分、13時、14時40分
■映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分所用時間は約30分です。ご来館お待ちしています
12月8日から14日まで中央大学多摩キャンパスで開催した企画展にご来場くださった方々が記入くださいったアンケートをとりまとめました。約8割の方がこれまで知覧特攻平和会館に「行ったことがない」と回答されましたが、企画展をご覧いただき、「ぜひ行きたい」と回答くださった方が42%、「機会があれば行きたい」が53%と、9割以上の方に知覧特攻平和会館に行ってみたいと思っていただくことができました。穴澤利夫大尉と及川眞輔大尉のエピソードを中心に展示する企画展。来年2月13日から18日まで、銀座アートホールで再び開催します。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
語り部の講話:10時20分、13時、14時40分からの3回。・映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。所用時間は約30分です。ご来館お待ちしています
先日、当館との共同企画展でお世話になった中央大学様から、『戦争を生きた先輩たちⅠ』、『戦争を生きた先輩たちⅡ』、『戦争の記憶をつなぐ』をご恵贈いただきました。情報政策学部の研究室で、中央大学の学生(後輩)が、中央大学OBの戦争体験者(先輩)に2007年から3年間かけて取材した証言集です。
平和会館のロビー壁面に、影絵作家の藤城清治氏の作品「平和の世界へ」(レプリカ)を展示しています。この作品は、平和会館の正面玄関へと続く桜並木を中央に配置した構図です。
昨日、ここに藤城氏による直筆の説明文を設置しました。藤城氏がどのような想いで作成されたのか、書き記されています。
中央展示室の飛行機「隼」後方に、特攻隊員の遺品を展示するコーナーがあります。今年の秋に、このコーナーの展示方法をリニューアルしています。
その中でも、「鉢巻」の展示は、来館者の方々がじっくりとご覧になっているのを見かけます。
なお、今回新しく設置した説明パネルでは、左側の黒い面に日本語、右側の紫色の面に英語で表記しています。
今朝は、開館前に防火訓練を行いました。消防隊員の方々の見守る中、館内での火災を想定して、来館者の避難誘導などの訓練を行った後、水消火器を使用して初期消火の訓練を行いました。
現在、平和会館の企画展で展示している資料です。本日の南日本新聞朝刊にも紹介されました。
表紙に、「課題 和歌 振武隊」と記されており、61枚の用紙に55首の和歌が書かれた和歌集です。これは、空襲や機体のトラブルで乗機を失った特攻隊員が福岡にあった第6航空軍の司令部に帰還し、そこで書かれたものです。
今日は、写真撮影スポットを一つ紹介します。会館の玄関前にある、「知覧特攻平和会館」と刻んだ石碑の前で記念撮影をされる来館者をよく見かけます。 ですが、ここで注目していただきたいのは、石碑の後ろにある、戦闘機の形に模して刈り込んだイヌマキです。当館の前身だった「遺品館」の頃から植栽されている木です。
撮影される際には、戦闘機に型取ったイヌマキも一緒に写真に収めると、とても味わいのある記念写真になるのではないでしょうか。
平和会館横にある観音堂参道脇にヤツデがあります。
葉は天狗が持っている団扇に似ており、実は竹鉄砲の玉にして子どもの頃よく遊ぶものでした。
ヤツデの花言葉のひとつに 「 健康 」 があります。
風邪などヤツデの葉で吹き飛ばし師走の残りを元気ですごせますようにと願うことでした。
12月8日(金)から中央大学多摩キャンパス中央図書館で開催していた中央大学・知覧特攻平和会館共同企画展「戦争を生きた先輩たち」は、盛況のうちに終了いたしました。学生さんだけでなく、たくさんの一般の方々にも足を運んでいただき、ありがとうございました。
年明けには、銀座で企画展を行いますので、今回いらっしゃることができなかった皆さまはぜひお運びください。
今朝の知覧は、この冬で1番といっていいほどの寒さでした。特攻観音堂にある手水鉢を覗いたら、うっすら氷が張っていました。水を出そうと栓を開けても水が出なかったので、いかに寒かったかご想像いただけるのではないかと思います。
また、昨日は中央大学で知覧特攻平和会館企画展記念講演会が開かれ、市長が本市の平和を語り継ぐ取り組みについて講演しました。中央大学との共同企画展、いよいよ本日までです。
中央大学企画展も明日14日までとなりました。
今日は15:00から中央大学多摩キャンパスにて企画展開催記念講演会が開かれます。
1.南九州市長による企画展の趣旨説明
2.ドキュメンタリー放映 「中央大学と戦争」
3.取材体験記 ~元特攻志願兵を取材して~
ぜひお立ち寄りください。
毎年8月15日には、「平和へのメッセージfrom知覧」というスピーチコンテストを行っています。全国各地からいのちや平和についてのメッセージがたくさんの方々から寄せられてきます。
平和会館では、音声ガイド貸出受付にて、歴代の入賞者の作品をまとめた作品集を販売しています。また、館内のロビーや中央展示室のワークスペースに今年度と昨年度の作品集を置いてありますので、お時間があればぜひ読んでみてください。
知覧特攻平和会館に展示してある零戦は第203航空隊 戦闘第303隊が使用した機体です。昭和20年5月にエンジンの故障で甑島沖に不時着水、昭和55年に引き揚げられるまで海底に35年間沈んでいました。そのため、腐食している箇所もありますがそれがゆえに機体の構造を見ることが出来ます。また、塗装の多くは剥がれていますがそれでも当時の塗装が残っているところもあります。
左右の主翼には日の丸が、後端部には緑の塗装が残っています。当時の様子を想像してみてください。(館内ロビーと零戦展示室は写真撮影ができます)
早朝の知覧特攻平和会館です。隣の競技場では早くもソフトボール大会が始まっています。その競技場は知覧飛行場の大型格納庫とエプロンがあった場所にできています。
知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市)
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
語り部の講話:10時20分、13時、14時40分からの3回。
映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。
所用時間は約30分です。ご来館お待ちしています。
中央大学企画展でご来場者の多くの方がアンケートにご協力くださっています。
ほとんどの方が今まで知覧特攻平和会館に行ったことがなく、またその中の多くの方がぜひ、もしくは機会があれば行きたいとご回答いただいています。
そして戦争に対してもさまざまなご意見を書いてくださっています。たくさんの若い方が考え、議論してくださるきっかけになれば幸いです。
■期 間 : 平成29年12月8日(金)~14日(木)午前9時~午後5時
■場 所 : 中央大学多摩キャンパス中央図書館1階
■入場料 : 無料
知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市)
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
語り部の講話:10時20分、13時、14時40分からの3回。
映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。
所用時間は約30分です。ご来館お待ちしています。
今日から14日まで中央大学多摩キャンパス中央図書館1階で「恋人への最後の手紙 」穴澤利夫大尉
と「慶良間ので海に」及川眞輔大尉のエピソードを紹介する企画展です。
たくさんのご来場をお待ちしています。
■期 間 : 平成29年12月8日(金)~14日(木)午前9時~午後5時
■場 所 : 中央大学多摩キャンパス中央図書館1階
■入場料 : 無料
いよいよ明日から、中央大学・知覧特攻平和会館共同企画展「戦争を生きた先輩たち」が開催されます。
学生さんたちだけではなく、一般の方もご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください。
■期 間:平成29年12月8日(金)~14日(木)午前9時~午後5時
■場 所:中央大学多摩キャンパス中央図書館1階
■入場料:無料
師走になり知覧では武家屋敷をはじめ、それぞれの家では庭の樹木の剪定が行われております。
平和会館玄関前の飛行機をイメージしたイヌマキも今日剪定作業を職人さんにしていただいております。
リズムよくパチパチパチと剪定ばさみで丁寧な作業をされております。
剪定ばさみの音を聞くと師走を感じます。
昨夜の知覧は、強風が吹いていました。その影響で、今朝は会館の周りに杉の葉や小枝がたくさん落ちていたので、開館前に職員総出で掃除をしました。これで、みなさんにいつもどおり見ていただけます。
今日は特に寒くなりそうです。あたたかくしてお越しください。
中央大学での企画展に向けて、出番を待つ展示パネルたち。本日、東京へ発送します。企画立案から数か月に渡り進めてきた、このプロジェクト。いよいよ今週の金曜日、12月8日からのスタートです。
【中央大学・知覧特攻平和会館共同企画展】
「戦争を生きた先輩たち~中央大学出身の特攻隊員~」
12月8日(金)~14日(木) 於 中央大学多摩キャンパス図書館1F
平和会館横にある三角兵舎前にツワブキの花が咲いております。
ツワブキの花言葉のひとつに 「 困難に負けない 」 があります。
日陰でも常に緑の葉を茂らせている丈夫な性質に由来しているようです。
師走になり知覧も寒くなりました。
体調にはお気を付けてご来館ください。
本日の語り部による講話は、10時20分、13時からの2回。DVD上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、14時40分、15時30分からの6回。所用時間は約30分です。
中央展示室にある一式戦闘機「隼」。展示室の照明を点灯させている途中の開館前の一コマです。薄灯りに浮かび上がる「隼」は、いつも皆さまにご覧いただいている姿とは少し違う顔を見せてくれています。
本日の語り部による講話は、10時20分、13時、14時40分からの3回。DVD上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。所用時間は約30分です。
ご来館お待ちしています。
今日は、遠足や課外学習などで多くの児童生徒の皆さんにご来館いただきました。語り部の話を静かに聞いたり、資料を真剣に読んでいる姿が館内あちこちで見受けられます。
当館では、児童生徒さん向けにパンフレットや事前学習資料をご準備していますので、ぜひご利用ください。
現在、企画展で公開している「出征のぼり旗」です。召集令状を受けた応召軍人が、出発する際に家族や近所の方々から見送られる際に立てられたのぼり旗です。
ここで注目していただきたいのが、旗の上部です。「祝」の文字と、交差する日章旗と旭日旗の上に、軍人専用の勲章である金鵄勲章が描かれています。
出征軍人の見送りは、形の上では祝福され、武功を挙げて帰ることを期待されながらも、当人や家族の心のうちはいくばかりのものであったか計り知れません。この資料と向き合う時、そのような想いに駆られました。
展示室の紹介記事が続いたので、今日は血圧計の話題。
平和会館のロビーには、血圧計があります。自分はまだまだ、血圧数値が気になる年齢ではないと思っているものの、たまに計測しては一喜一憂することもしばしば。「なぜ資料館に血圧計?」と思われるかもしれませんが、当館職員や来館者の中には高齢の方々もいらっしゃいますから、体調管理を促すために置いているものと思います。
疾風展示室です。
昨日の開館前に、照明の調整作業を行いました。飛行機「疾風」に対してどのように光を当てたらよいか、職員同士で確認し合いながらの作業です。その結果、これまでの部屋全体を明るくする照明から、飛行機を中心に光を当てるように工夫しました。ご来館の際にはぜひ、飛行機「疾風」をご鑑賞ください。
平和会館の奥側の平面図です。一番奥の部屋が戦史資料室、その手前の部屋に飛行機「疾風」を展示しています。
右側の部屋が視聴覚室、左側の部屋が講話室です。
語り部の講話は、この2つの部屋や、飛行機「隼」の前で行っています。
戦時中、所沢陸軍飛行場で緊急車両として使用されていた1929年製のハーレーダビットソンです。これまで戦闘機「疾風」の隣に展示していましたが、すぐ近くでご覧いただきやすい位置に移動しました。当時は「赤バイ」と呼ばれていたそうです。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
語り部の講話:10時20分、13時、14時40分からの3回。・映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。(所用時間は約30分です。ご来館お待ちしています。)
21日から空調工事のため足場に囲まれて見づらくなっていた4式戦闘機「疾風」でしたが、昨晩工事が終了し、全体像をしっかり見ていただけるようになりました。
この「疾風」は世界に1機しか現存していません。貴重な機体を取り囲む足場の組み立てや撤去に、作業員の方々も細心の注意を払ってくださいました。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
語り部の講話:10時20分、13時、14時40分からの3回。
映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。
所用時間は約30分です。ご来館お待ちしています。
会館外にある「とこしえ像」の周りの銀杏もすっかり色づいてきました。今日は勤労感謝の日でお休みの方も多いかと思いますが、通常通り開館しております。
本日の語り部による講話は、10時20分、13時、14時40分からの3回。DVD上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。所用時間は約30分です。
ご来館お待ちしています。
平和会館のロビーに、無料コインロッカーがあります。
100円硬貨が必要ですが、使用後は返却される仕組みです。
手荷物をお持ちのお客様は、どうぞご利用ください。
今日から「疾風展示室」の工事が始まります。
昨晩の作業で四式戦闘機「疾風」はこのような状態になっています。機体上部は多少見づらくなっていますが、特別企画展の解説パネルや解説映像は通常どおりご覧いただけます。
また、工事に伴って、少し展示物の配置が変わっていますので、ぜひ昨日の写真と見比べてみてください。
知覧も急に冷え込んで、落ち葉も増え、銀杏も一気に色づいてきました。
さて、今週は「疾風展示室」の工事に伴い、四式戦闘機「疾風」が一部見づらくなります。期間は、11/21(火)~24(金)の予定です。御来館の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
なお、その他の展示は通常通りご覧いただけますので、皆さまのご来館をお待ちしております。
昨日に引き続き、企画展の紹介です。空対空特攻(くうたいくうとっこう)という言葉はご存知でしょうか?これは飛行機が飛行機に体当たりする特攻です。東京や大阪、北九州上空で行われました。大都市や工業地帯にアメリカのB-29(大型戦略爆撃機)が飛来し日本機も迎え撃ちますがなかなか落とすことが出来なかったためこのような攻撃が行われました。
昭和20年3月、B-29が北九州に飛来。飛行第4戦隊の2式複座戦闘機「屠龍(とりゅう)」が山口県の小月飛行場から迎撃に上がります。北九州上空で敵機に体当たりし内田曹長(操縦)と朝日兵長(通信)が戦死します。昨年、朝日兵長のご遺族から遺品の提供があり、企画展で紹介させていただいております。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
語り部の講話:10時20分、13時、14時40分からの3回。
映像の上映:9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。
所用時間は約30分です。ご来館お待ちしています。
今月3日から、新しい企画展が始まっています(1月31日まで)。タイトルは「遺族から託された想い~新収蔵品展~」。特攻隊員の遺族は、深い悲しみを背負いながら、遺品を大切に保管し、共に長い歳月を過ごしてきました。知覧特攻平和会館は、その重みをしっかりと受け止め、後世に残していく覚悟を持っています。
本日の講話は、10時20分、13時、14時40分からの3回。DVD上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。所用時間は約30分です。
平和会館事務所の書棚に、多くの方々からいただいた写真を整理したスクラップブックがあります。その中の1冊をめくっていると、昭和20年6月6日に戦死した及川真輔大尉の笑顔が写った写真がありました。横に「出撃直前」とキャプションがついています。及川大尉はこの頃の日記に、「敵艦発見、突入、成功、ひたすら思うその状況」と記しています。東京で開催する企画展で及川大尉の学生時代からのエピソードを紹介します。
【東京企画展】 中央大学多摩キャンパス会場 12月8日~12月14日・銀座アートホール 2月13日~2月18日
開催中の企画展「遺族から託された想い ~新収蔵品展~」の展示資料です。
第113振武隊 坂東少尉が出撃時に身に着けていた隊章(ワッペン)とお守りです。第113振武隊は「天剣隊」と命名されていましたので隊章は天に掲げた剣を交えた様子と日の丸でデザインされています。特攻機の垂直尾翼にも描かれていました。
お守りは知覧に前進する途中に経由した菊池飛行場で女学生から贈られたものです。カラフルな布で作られた巾着や花、ボンボンが着けられています。
当時の写真は白黒で戦争中は地味で色のない時代と思われがちですがそれだけではなかったことも知って欲しいと思います。
修学旅行で来館する児童・生徒のみなさんから、千羽鶴をいただく機会があります。昨日は、大阪の工業高校生徒のみなさんから、とても珍しい、アルミ製の千羽鶴をいただきました。
当館にいただいた千羽鶴は、一定期間、零戦展示室から震洋展示室へ続く通路の壁に掲げています。折鶴の一つ一つに、平和を願う心が込められていると感じます。
知覧飛行場の境界柱です。(零戦展示室の零戦の下に陳列してありますが、直接零戦と関係あるものではありません。)
飛行場の周囲には、民有地との境界を示すためにコンクリート製の柱が埋められていました。この柱には「116」と番号が付けられていますから、116番目の柱であると推測できます。平和会館のほか、ミュージアム知覧でも寄贈された柱が保管されています。
毎朝、開館前に展示室の清掃を行っています。特に、平面型の展示ケースは、汚れや曇りがないように入念に拭いています。
今週も、たくさんのお客様のご来館をお待ちしています。
平和会館では、遺品室内とロビーの2か所に、寄せ書き帳を置いています。来館して感じたことを、自由に書き込んでいただくノートです。過去の寄せ書き帳から抜粋した「平和へのみちしるべ」と題する冊子も、閲覧することができます。
本日の講話は10時20分、13時、14時40分からの3回。DVD上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。所用時間は約30分です。
先週から企画展が始まりました。その中に一枚の航空図があります。これは、昭和20年6月6日に知覧飛行場から出撃した第113振武隊の第3小隊長 坂東少尉が出撃の際に実際使用したものです。百万分1の縮尺で九州~沖縄までが表示されています。右上には「軍事極秘」とも書かれています。
それよりも重要なのは当日の攻撃進路、検討したであろう進路、進路の方位、変針地点までの距離、燃料コックの切り替え位置などが色鉛筆で記入されています。
坂東少尉は途中で敵機と遭遇し、徳之島に不時着し生き残ります。一緒に出撃した12機のうち10機は沖縄周辺で特攻し戦死しています。生き残った隊員がいたからこそ資料が残り、そこから明らかになる事実があります。企画展は館内右奥の企画展示室で来年の1月31日まで開催しています。
遺品室内の立体展示ケースの壁面に女学生に見送られる特攻機の写真があります。昭和20年4月12日に知覧で撮影された写真です。飛行機は1式戦闘機「隼」、搭乗しているのは福島県出身の穴澤利夫大尉です。このとき、穴澤大尉の首には恋人のマフラーが巻かれていました。東京で開催する企画展で、穴澤大尉が戦争をどう生きたのか、ご紹介します。
【東京企画展】 中央大学多摩キャンパス会場 12月8日~12月14日・銀座アートホール 2月13日~2月18日
平和会館に展示している零戦の操縦席の写真です。
この飛行機は、昭和55年に、薩摩半島西方の甑島沖の海底から引き揚げた零式艦上戦闘機ですが、復元や修理をあえてすることなく、そのままの状態で展示しています。腐食した様子が、海底に沈んでいた歳月を物語っています。
なお、今月から、館内ロビーと零戦展示室での写真撮影が可能です。
(ただし、集合写真やフラッシュ、三脚・自撮り棒の使用、また他の展示室での撮影はご遠慮ください。)
知覧平和公園の観光バス駐車場から、知覧特攻平和会館へは約50m。駐車場の出口付近に、このモニュメントがあります。このモニュメントは、急須で湯飲み茶わんに注ぐ様子を表したものです。
南九州市は、市町村単位で全国一の茶生産量を誇ります。肌寒い季節になり、温かいお茶が恋しい季節になりました。知覧を訪れた際には、ぜひ「知覧茶」をご賞味ください。
知覧には、飛行機の特攻基地だけでなく、海上特攻の基地もありました。
平和会館では、海軍の海上特攻艇、「震洋」の模型を展示しています。震洋は、艇首に250キロの炸薬を詰めたベニヤ張りのモーターボートです。敵の輸送船にうまく衝突すると、2隻で1隻を轟沈できるといわれていました。
知覧の聖ヶ浦など、鹿児島県の沿岸地域には、本土決戦に備えた「震洋特別攻撃隊」の基地が造られていました。
平和会館の、館内右奥にある視聴覚室の写真です。収容人数は約200人です。語り部による講話は、主にこの会場で行っています。
講話会場はその他、視聴覚室(収容人数約200人)、講話室(収容人数約100人)、飛行機「隼」前(収容人数約250人※オープンスペース)があります。また、220名以上の修学旅行等の団体様には、隣接するミュージアム知覧や知覧文化会館ホールで行う場合もあります。
12月と2月に東京都内で開催する企画展では、中央大学出身の穴澤利夫大尉と及川眞輔大尉のエピソードを紹介します。
及川大尉は、軍隊に入ってから特攻出撃間際までの詳細な日記を残され、ご遺族と学友の皆さんがそれを書籍にまとめられています。また、及川大尉が所属した飛行第20戦隊の戦隊長が戦後に回顧録を出版されており、特攻隊編成のいきさつも証言されています。特攻に関する戦史を知るうえでも貴重な資料です。
【東京企画展】 中央大学多摩キャンパス会場 12月8日~12月14日・銀座アートホール 2月13日~2月18日
11月4日(土)
平和会館周辺の樹木。今日はキンモクセイ。
キンモクセイの香りがしてくると秋のおとずれを感じます。
平成30年は明治維新150周年。
以前クロガネモチ、ソテツと(金)にゆかりのある木を紹介しましたが、知覧には明治維新につながる製鉄遺跡等も多くあります。(隣のミュージアム知覧にて紹介)
この連休 知覧に出かけてみませんか。
本日より、知覧特攻平会館 開館30周年企画「遺族から託された想い ~新収蔵品展~」を開催しています。場所は館内の企画展示室、期日は来年の1月31日までです。
主な展示は近年(3年内)に寄贈された資料で、陸軍沖縄戦で戦死した特攻隊員の遺書・手紙をはじめ、B-29に体当たりして戦死した飛行兵、出撃したものの生き残った特攻隊員、出撃を待機した隊員の資料などです。
戦争とは、特攻の実情とはどの様なものだったのか・・・。戦死された隊員、奇しくも生き残った隊員の資料を通して、その実情を知っていただけたらと思います。
昨夜は、明日からスタートする企画展の設営作業に着手しました。平和会館は休館日を設けていないため、こうした作業は閉館後に作業を行っています。昨夜は、企画展示室の壁面ガラスケース内の展示資料を入れ替えました。
写真の資料は、企画展で紹介する千人針。多くの女性たちにより一針一針、千個の結び目が縫いつけられた「お守り」です。頴娃町出身の応召兵(職業軍人ではなく召集された一般人)の遺品として、近年、平和会館に寄贈されたものです。
本日10時、平和会館ロビーの壁面に飾られた影絵「平和の世界へ」の点灯式を行いました。影絵とは、切り絵とセロファンを組み合わせて作成された芸術作品です。
この影絵は、影絵作家の藤城清治氏が制作した作品のレプリカです。元海軍航空隊員であった藤城氏が、昨年92歳の時に平和会館を訪れて、特攻戦死した慶應大学同期生への思いや、平和への祈りを込めて描いたものです。ぜひ、この影絵の前に立ち、込められた思いを感じとっていただければ幸いです。
約1ヶ月前に撮影した、平和会館ロビーの風景です。ロビー壁面中央には、知覧飛行場の歴史などを紹介するDVDを上映しています。そのほか、壁面にはいくつかの絵画作品を展示しています。
現在、この壁面展示をリニューアル中です。どのように変わるのかは・・・
明日の更新をお楽しみに!
雲一つない青空です。心まで澄み渡るような、清々しい朝を迎えています。
先週末は台風の影響で、各地でイベント中止や延期を余儀なくされたことと思います。特攻隊員たちの出撃でも、天候不良のため中止や延期があったかもしれません。そのような事例を、当時の日記から紐解くことができないかという思いにかきたてられた、今朝の青空でした。
先週に続き、今週も台風が通過しました。昨晩は雨風が強かったですがもう治まっています。平和会館は台風の影響もなく通常通り開館しています。台風はこれから関東~東北方面に向かうようですが被害がないことを願っています。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
語り部の講話:13時、14時40分からの2回。
映像の上映:9時30分、10時20分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの6回。
所用時間は約30分です。ご来館お待ちしています。
今朝はまだ小雨程度ですが、今日は一日中、雨が降る見込みです。風はそう強くはありませんが、平和会館の玄関前に掲げている国旗はいつもよりもはためいています。
さて、本日のDVD・講話は写真のとおりです。DVD(映像による解説)は、土曜・日曜・祝日にしか上映しません。本日お越しのお客様、お時間の都合に合わせて、DVDまたは講話を、ぜひご視聴ください。
昭和20年4月12日に特攻戦死した穴澤利夫大尉が、学生時代に交際した女性の名は智恵子さんとおっしゃいました。
穴澤大尉は入隊にあたり、智恵子さんに、当時ベストセラーだった高村光太郎著作の「智恵子抄」を贈りました。ページをめくると、穴澤大尉の決意のメモがはさまれていました。
穴澤大尉と智恵子さんが、戦争をどう生きたか、12月と2月に開催する東京での企画展でご紹介します。
【東京企画展】 中央大学多摩キャンパス会場 12月8日~12月14日・銀座アートホール 2月13日~2月18日
知覧特攻平和会館のロビーに、1台のピアノが展示してあります。今では珍しいドイツのフッペル社製のピアノです。国内に3台しか確認されていません。
昭和20年の初夏、鳥栖国民学校に二人の若者が訪れ、「特攻出撃の前にピアノを弾きたい」と、子供たちの前でベートーベンの「月光」を弾いたとの逸話があります。特攻隊員が弾いたといわれるフッペルのピアノは鳥栖市にありますが、この逸話に感動した声楽家の方が、自身が愛用されていたピアノを寄贈されました。この逸話は、映画「月光の夏」となってたくさんの人に知られるようになりました。
昭和19年10月25日に、レイテ島沖海戦で海軍の特攻作戦が決行されました。沖縄戦まで続く組織的な特攻作戦の繰り返しが、この日から始まったのです。
陸軍でもすでに特攻隊が編成されており、フィリピンでの特攻作戦で昭和19年11月から昭和20年1月12日までに251名の方が特攻戦死されました。
特攻は、命の尊厳を無視した、決してとってはならない戦法です。特攻隊員がどんな想いで特攻を受け入れ、飛び立っていったかを知るには、書き残された遺書や手紙を、深く読み込むしかありません。
知覧特攻平和会館に展示している遺書や手紙を、ぜひ時間をかけて読んでください。
知覧特攻平和会館は、ハワイ真珠湾の「戦艦ミズーリ記念館」と交流しています。戦艦ミズーリは日本がその甲板上で降伏文書に調印したことでも知られていますが、昭和20年4月11日に、零戦の特攻を受け、戦死した特攻隊員を正式な水葬の儀式で弔ったという史実も伝えています。
知覧特攻平和会館のロビー(零戦展示室前)で、いきさつや、現在戦艦ミズーリ記念館で開催されている「特攻企画展」についてパネルで紹介しています。
昨日は台風の影響で午前中は風の強い時間帯もあり、一日中ぐずついた天候でしたが、今朝は快晴で、知覧特攻平和観音堂にも、きもちのいい朝日が差し込んでいます。
台風21号の進路が心配ですが知覧特攻平和会館は
本日も年中無休にて通常どおり開館しております。
お気を付けてご来館ください。
今日は国政選挙の投票日。
先の大戦中は限られた方しか選挙権はありませんでしたが
現在18歳以上の全ての男女にあります。
当時の隊員、それを見送った女学生たちが今をどうみているかとふと考えることでした。
この画像は平和会館と観音堂の間にあるソテツの木です。
鹿児島では、学校や役所などの正面によく植えられています。
また、食料不足時には、食用にもされ、昔から人々との関わりが古い植物です。
奄美ではソテツは「命の恩人」として大切にされてきた様です。
ご来館された際は、南国の風情あるソテツもご覧ください。
*台風21号の進路が心配ですが知覧特攻平和会館は
年中無休にて通常どおり開館しております。
地元南九州市内の高校生に、第20振武隊の穴澤利夫大尉が恋人に残した手紙の英訳文を朗読してもらいました。当時の穴澤大尉の真情を一生懸命想像しながら読んでもらいました。
この映像は、若い世代の方々や外国の方々に、特攻の真実に興味をもって頂くため、様々な形で活用したいと思います。来年2月に開催の銀座アートホールの企画展でも一部紹介したいと考えています。
【東京企画展】 中央大学多摩キャンパス会場 12月8日~12月14日・銀座アートホール 2月13日~2月18日
平和会館の零戦展示室にある、複座式飛行機の天蓋(風防ガラス)です。
このガラス窓の中で過ごした、人生最後の2時間半。沖縄の海で散った特攻隊員たちが、どのような気持ちで過ごしたのか。思いを寄せるだけで胸が込み上げます。
-操縦席から見上げた空の景色-
知覧を飛び立ち沖縄の海へ。その途中では、常に海や空を見渡していたことでしょう。
-操縦席から見上げた空の景色-
平和会館の玄関から、文化会館駐車場まで続くアーケード。その屋根を見上げる時、私はいつもそんなことを思い浮かべてしまいます。
ガイドレシーバー受付カウンターで販売している、平和会館の公式パンフレットです。館内の各展示コーナーの様子や館周辺について、コンパクトにまとめてあります。御来館の記念に、ぜひどうぞ。
日本語版と英語版ともに、300円で販売しています。
ガイドレシーバー受付カウンターで販売している書籍です。
書名:『魂魄の記録 旧陸軍特別攻撃隊知覧基地』
著者:知覧特攻慰霊顕彰会編集
発行:知覧特攻慰霊顕彰会
発行年:平成16年(2004年)、平成28年(2016年)第6版発行
館内に展示している零戦の翼の下に、戦艦ミズーリ記念館から寄贈された、飛行機の破片が展示してあります。米軍の戦艦ミズーリは、昭和20年4月11日、鹿児島県喜界島沖で零戦の特攻を受けました。その時の零戦の一部です。
現在、戦艦ミズーリは退役し、ハワイ真珠湾で、記念館として歴史を語り継いでいます。そして、艦内では知覧特攻平和会館の資料による「特攻企画展」を開催しています。ハワイに行かれたらぜひご見学ください。
【本日の講話】10時20分、13時、14時40分からの3回。
【DVD上映】9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。
ミュージアム知覧は、平和会館の隣にある市立博物館です。
お時間にゆとりのあるお客様は、ぜひ共通券をお求めください。
【本日の講話】10時20分、13時、14時40分からの3回。
【DVD上映】9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。
知覧特攻平和会館では、初めて東京で企画展を開催します。
学徒出身の特攻隊員のエピソードを中心にした企画展です。
婚約者に宛てた手紙を残された福島県出身の穴澤利夫大尉と、大学時代の友人たちとの絆を最期まで大切にされた宮城県出身の及川眞輔大尉のお二人が、学生時代から出撃までをどのように生きたかを詳しくご紹介します。
お二人の母校である中央大学の多摩キャンパス内で、12月8日から14日まで、明けて2月13日から18日まで、銀座アートホールでも開催します。
昨日・一昨日に続き、桜の話題をお届けします。
桜は桜でも、秋の桜、「秋桜(コスモス)」。現在、平和会館のまわりではコスモスが咲き誇っています。写真奥の、花の向こうに見えるのは、石灯籠・桜の木・知覧特攻平和観音堂です。
ちなみに、コスモスの花言葉は「少女の純愛」だそうです。
昨日に引き続き、桜の話題です。
桜の花びらがデザインされています。
平和会館の周辺にありますので、ご来館の際には、どこにあるか探してみてください。
平和会館のロビーに展示している、壁画の一部です。
壁画は、高さ3m、幅4.4mある陶板で、燃え上がる飛行機「隼」の機体から、特攻隊員を6人の天女が救い出す姿が描かれています。
今回撮影した部分は、操縦席から飛び出した桜の枝と、飛んでいく操縦席の風防ガラス。ご来館の際には、この壁画の前に立ち、ぜひ全体像をご覧ください。
特攻隊員の遺書や手紙には、お母さんに宛てた言葉がたくさん記されています。写真は特攻勇士の像を見守るように建てられた母の像です。そのさらに奥の運動場では小学生のソフトボール大会が開かれていて、我が子のプレーを応援するたくさんのお母さんたちの姿がありました。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
語り部の講話は10時20分、13時から。映像の上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、14時40分、15時30分からです。所用時間は約30分です。
【本日の語り部の講話、特攻解説映像の上映時間】
語り部の講話は10時20分、13時、14時40分から。映像の上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からあります。所用時間は約30分です。
館内、震洋艇展示室には「歴史を伝える証言」として特攻隊員のお世話をしたなでしこ隊の方のお話を上映しています。知覧高等女学校の3年生(現在の中学3年生に相当)に奉仕の依頼があり三角兵舎の清掃、配膳、洗濯などを行っています。映像では奉仕をされる時の心境、特攻隊員の見送り、隊員の受け止め方についてお話されています。学校跡、三角兵舎跡、見送り地などゆかりの場所も紹介しています。映像の所用時間は約10分です。
知覧特攻平和会館の周りには、多くの樹木があります。
この画像はその中のひとつ
会館玄関前のクロガネモチです。
羊の顔に似ていると最近すこし話題になっています。
(幹の左ふくらんでいるところが羊の鼻です)
クロガネモチは縁起が良い木と言われております。
会館にお越しの際、探してみてはいかがでしょうか。
昭和20年6月6日に台湾の宜蘭(ぎらん)飛行場から出撃し戦死した及川眞輔大尉の日記を調査していたら、教育隊時代の身分証明書といっしょに、桜の押し花がはさまれていました。桜の花を残そうとした及川大尉の心情を想い、思わず手を合わせました。
及川大尉は、中央大学出身の特攻隊員です。中央大学との共同企画展で、及川大尉の人生をご紹介します。
2017年12月8日~12月14日 中央大学多摩キャンパス内
平和会館内の「知覧の日」コーナーにある、内村旅館の模型です。
内村旅館は、知覧の商店街にあった旅館です。戦時中、永久旅館・岩田屋旅館と同様に、陸軍の軍用旅館として使用され、特攻隊員と家族との最後の悲しい別れが行われました。
現在、平和会館でも企画展の準備を進めています。
タイトルは、「新収蔵品展-今だからこそ明らかになる戦争の史実-」。
と き : 11月3日(金)~1月31日(水)
ところ : 知覧特攻平和会館 企画展示室
こうご期待。
「昭和館」から、巡回特別企画展のチラシをいただきました。昭和館は、東京都千代田区にあって、「戦中・戦後の国民生活上の労苦」に関する歴史的資料を展示している国立の博物館です。
今回の企画展は、鹿児島市にあるデパート、山形屋文化ホール(2号館6階)において、10月21日~31日まで開催されるそうです。どのような資料が展示されているのか、楽しみです。ぜひ行ってみたいと思っています。
特攻勇士像「とこしえに」は、平和会館のリーフレットにも印刷されています。
像は、知覧特攻慰霊顕彰会によって昭和49(1974)年に建立されました。制作者は、当時、日展審査員もされていた彫刻家の伊藤五百亀先生。とこしえにとは、永久にという意味で、特攻勇士の姿を永久に伝えたいという願いが込められています。
特攻平和観音堂と護国神社の参道脇に、特攻勇士の銅像「とこしえに」がたっています。特攻勇士像が見つめるその先には、知覧基地から飛び立った特攻機から、本土の見納めにと見つめた開聞岳があります。
この写真は、今朝撮影しました。像の後ろには、突き抜けるような空に一面のウロコ雲が広がっています。特攻戦死した若者が、その年の秋に見ることのできなかった秋空です。
先日飛行機に乗る機会がありました。
雲を上から見下ろすのは久しぶりで、
遠くまで雲が連なりとてもきれいでした。
70数年前、このような景色をみることのできる人は
限られた方だけだったでしょう。
今、安全に雲を見下ろせることに感謝することでした。
昨日に引き続き花の話題です。
この写真は、第20振武隊で、昭和20年4月12日に出撃して戦死された穴澤利夫大尉が、学生時代に描いたグラジオラスのスケッチです。
穴澤大尉は学生時代、、恋人が挿してくれたグラジオラスの姿を留めるためにスケッチされました。
現代の恋人たちであれば。スマートフォンのシャッターを押してSNSに一瞬で残すのかもしれません。
このスケッチには、70年以上を経ても、この時の二人の想いまで残っているような気がします。
9月20日から26日は秋の彼岸でした。先祖の霊をしのぶこの季節に、平和会館周辺でも彼岸花が花を咲かせます。
彼岸花の花言葉の中に、「再会」という言葉があるそうです。亡くなった大切な方をしのび、再び会いたいという願いが込められているのでしょうか。平和会館に隣接する特攻平和観音では、特攻で散華された方々の霊をおまつりしており、平和会館会館には遺影(写真)を展示しています。
平和会館は、”「再会」できる場所”。先日、そんなことを感じること出来事がありました。車椅子をお使いの高齢の男性が、「戦友に会えた」とお話しされたのです。戦時中、海軍の航空隊に所属されていたとのことで、平和会館を訪れて、展示している海軍の特攻戦没者の写真をご覧になってのことでした。
先日の日曜日、市内の小学校では運動会が開催されました。
運動会シーズンにちなみ、少年飛行兵が地元の小学校の運動会に参加したエピソードを紹介します。この写真は、平和会館ロビーで上映しているDVDの後に流れる写真スライドショーの一コマ、「小学校で披露された青年体操」の画像です。昭和17年の知覧尋常小学校で開催された運動会に、知覧教育隊の少年飛行兵が参加した際に撮影されたものです。
この写真は、遺品室の入口付近に展示している、大刀洗陸軍飛行学校知覧分教所の模型です。昭和16年12月に完成し、大刀洗陸軍飛行学校知覧教育隊として、昭和17年3月から19年7月まで、少年飛行兵が訓練を行いました。
模型では、格納庫の前に練習機が並ぶ様子が再現されています。多くの若者が戦う訓練に勤しんだ場所。現在では、多目的球場・陸上競技場へと様変わり、休日にはソフトボール大会などで若者や子どもたちが集い、汗を流しています。
平和会館の入口近くに、「平和の鐘」があります。
これは、今から22年前の平成7(1995)年に、知覧町が戦後50周年を記念して設置したものです。今日も、特攻隊員をしのび、平和への祈りを込めて鳴らす鐘の音が響き渡ります。
【本日の講話、映像の上映時間】語り部の講話は10時20分、13時、14時40分から。映像の上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からあります。所用時間は約30分です。
知覧には実機が2機展示してあります。陸軍機の「疾風」と海軍機の「零戦」です。鹿児島県内の万世特攻平和祈念館(南さつま市)には海軍機の零式三座水上偵察機、鹿屋航空基地史料館(鹿屋市)には海軍機の「零戦」「2式大艇」があります。鹿児島は多くの旧軍機を見れる場所でもあります。各資料館を巡られるとより深く特攻の歴史を知ることが出来ます。
今日は、音声ガイドについて紹介します。
受付でチケット購入後、自動ドアを入って右手に「音声ガイド受付カウンター」があります。ここで、平和会館の音声ガイドをレンタルすることができます。貸出料金は1台200円。タブレット型の端末で、館内35箇所の説明を聞くことができます。
日本語のほか、英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)でも対応していますので、外国からの来館者にもぜひオススメです。
さて、昨日に引き続いての話題です。
遺品室の立体展示ケースの下段にある、引出しの内部には、遺書、手紙、葉書、絶筆、感状などを収めています。今回、特攻隊員の情報カードを添えるように改善しました。顔写真や戦死日、出撃基地、所属部隊、飛行機、出身校などの情報とともに、資料と向き合うことができるコーナーです。まだ、立体展示ケース16箇所のうち3箇所だけですが、徐々に増やしていきます。
現在取り組んでいる「遺品室の展示方法の改善」、第3段をご紹介します。
遺品室には、長方形の立体型の展示ケースがあります。上部はガラスケースで、下部は写真のような引出し式になっています。今回、引出しの外側に、特攻隊員の名を記した銀色のプレートを貼り付けました。これで、引出内に誰の遺品が展示されているのか一目でわかるようになりました。
引出内がどうなっているのかは・・・、また明日の更新でお届けします。
秋晴れの朝を迎えています。
さて、来館者から、「滑走路はどこにあったのか?」と聞かれることがよくあります。左の写真は、館内で展示している知覧飛行場跡の模型です。写真中央の黄緑色の範囲が飛行場敷地で、その中の緑色の2本のラインが滑走路(帯)です。平和会館の位置は、写真奥に点灯している場所です。ちなみに、写真手前に点灯している場所に、三角兵舎群がありました。
台風一過、朝から晴天です。秋の爽やかな風が吹いています。
昨日台風18号が通過後に、午後から職員で会館周辺の清掃をしました。杉の葉や枝などが散乱しており軽トラック2台分の量でした。また、銀杏も大量に落ちていて、数日後にはエメラルド色の実にお目にかかれそうです。
ただいま午前8時30分、平和会館は通常どおり9時に開館します。講話とDVD上映も昨日と同様に定時で行います。台風の状況をみて気をつけてお越しください。
ただいま午前7時30分、台風18号が接近していますが、平和会館は通常通り9時に開館する予定で準備しています。
台風18号が接近していますが、平和会館は通常どおり開館しています。
本日の講話は10時20分、13時、14時40分からの3回。DVD上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。所用時間は約30分です。
次第に雨風が強くなってくると思われますが、当館にお越しの際には、十分注意してお越しください。
台風18号が接近していますが、今日の予報では一日中、雨になる見込みです。
雨の日には、駐車場から平和会館まで少し歩きますので、傘が必要です。一番近い駐車場は、隣接する知覧文化会館前の駐車場です。その一角にある身障者用駐車スペースからだと、屋根付きの通路を歩いて、平和会館の正面玄関まで行くことができます。
(写真の左側の建物は知覧文化会館。写真中央の奥に平和会館があります。)
8月から、館内中央の遺品室の資料展示方法を少しずつ改善しています。
昨夜は、遺品室の戦闘機「隼」の横の展示ケース内の資料を並べ替える作業を行いました。これまでは遺品を隊員のまとまりごとに並べていましたが、今回は、隊員が所持していた軍隊手帳、徽章、飛行帽、鉢巻、千人針、寄せ書き、マスコット人形や、教本・ノート類、カメラ、勲章などを種類ごとに陳列して紹介する方法に変更しました。
知覧特平和会館では、東京都内で企画展を行うことになり、その準備にとりかかっています。(昨日、市議会で予算を議決していただきました。)
12月8日から12月14日に中央大学多摩キャンパス内で、中央大学出身の特攻隊員の手紙や日記を紹介する企画展を開催させていただき、さらに明けて2月13日から18日まで、銀座アートホールでも開催します。
今後、このHPでも詳しい情報を発信してまいりますので、ぜひご注目ください。
平和会館隣にある知覧特攻平和観音堂横の手水鉢に鳩が水を飲みに来ていました。
2羽で仲良くいたのですがシャッターチャンスを逃してしまいました。
2羽では はずかしかったのでしょうか?
シャッターチャンスを逃した私は逆に少しはずかしくなりました。
この写真は、館の外から窓ガラス越しに撮影しました。
昭和55年に、薩摩半島西方の甑島沖の海底から引き揚げた零式艦上戦闘機です。当館では、復元や修理をあえてすることなく、そのままの状態で展示しています。天窓から自然光が注ぎ、海底に沈んでいた当時の様子を思い起こしてくれています。
平和会館の隣にはミュージアム知覧(南九州市立博物館)があります。
そこでは〝本日まで〟企画展「戦争遺跡の語るもの」が開催されています。
※企画展は好評につき延長されましたが9月18日で終了しました。
知覧飛行場をはじめ、青戸飛行場、第146師団(護南兵団)が
紹介されています。 三角兵舎跡からの出土品や飛行場の境界石などが展示されています。
飛行場の詳細、九州南部の防衛体制について知ることが出来ます。
(平和会館の入館料に+100円の共通券で見学できます)
【本日の講話、映像の上映時間】
講話は10時20分、13時、14時40分からの3回。映像の上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。所用時間は約30分です。
(上の写真)右が平和会館で左後方大きな木の後ろの建物がミュージアム知覧です。
(左の写真)ミュージアム知覧の展示状況です。
9月に入り、来館者の皆さんの服装が半袖から長袖に変わっていく様子を見ていると、季節のうつろいを感じます。
今日の語り部による講話とDVD上映スケジュールは、イレギュラーとなっています。時間と場所は入口のボードに掲示してあるので、お時間のある方はぜひご覧ください。
特攻観音堂の参道脇に、昭和40年代に設置された掲示板があります。この当時、観音堂を訪れる方々のために写真などを紹介していました。
その後、昭和49年に特攻勇士像「とこしえに」建立、昭和50年に特攻遺品館が開館し、昭和55年に零戦引揚げ、昭和57年に三角兵舎復元を経て、昭和61年に知覧特攻平和会館が開館し現在に至ります。掲示板は、役目を終えた今でも、ひっそりとたたずみ平和会館の歩みを伝えています。
9月1日から、タクシー・レンタカーの利用料金を補助する「かごしまらくめぐり」がスタートしています。鹿児島県が行う制度で、2か所の観光施設を巡ってスタンプを集めると2,000の割引き、宿泊施設に泊まると5,000円の割引きに。
南九州市で、この制度に登録されている施設は、知覧特攻平和会館・知覧武家屋敷庭園・薩摩英国館ティーワールド。詳しくは、「かごしまらくめぐり事務局」のホームページをご覧ください。
毎朝7時半ごろに、館に隣接する三角兵舎(復元建物)の扉を開けています。今日の更新写真は、そんな朝の一コマから、三角兵舎に朝日が降り注ぐ風景をお届けします。
「出撃の前夜は、この三角兵舎で壮行会が催され、酒を汲みかわしながら隊歌をうたい、薄暗い裸電球の下で遺書を書き、また別れの手紙等をしたためて、出撃して征ったのです。(説明看板より)」
今朝の天気は雨。雨のしずくの音が事務所内にも聞こえています。
この写真は、最近、当館に寄贈していただいた特攻隊員の遺品です。日記や軍隊手帳など。所属部隊の経歴や日々の出来事、心情などが記録されています。戦後72年が経過した今日、とても大切な歴史資料です。
今日は月曜日。当番勤務の職員だけだった事務所内も、今日からは平日モード。大所帯に戻ります。
さて、現在の時刻はAM7:30。開館1時間半前から清掃作業を行っています。玄関の窓拭きから始まり、ロビーを掃いてモップで拭き、展示室内をくまなく掃除機をかけて、お客様を迎えます。
今朝の開館前の平和会館前の様子です。
9月に入り、朝晩が過ごしやすくなりました。会館の周りも春には満開だった桜はすっかり葉も落ちて、秋の気配を感じます。
今日もたくさんのお客様のご来館をお待ちしております。
土日祝日には、語り部による講話と、DVD映像による解説を上映しています。
今日の語り部は峯苫眞雄参事。戦時中には中学3年生で、学徒動員により知覧基地で滑走路の保全作業や特攻機の整備、試運転の補助作業を経験しました。知覧から飛び立った特攻隊員と接した人物です。
本日の講話は10時20分、13時、14時40分からの3回。DVD上映は9時30分、11時10分、12時、13時50分、15時30分からの5回。所用時間は約30分です。
9月1日から、「今日の平和会館」と題して、日々のできごとなどを紹介していくことになりました。もちろん、展示資料の解説や館内の紹介などもする予定ですので、ぜひ毎日ご覧ください。
遺品室では、特攻隊員の遺書や手紙を紹介しています。今朝は、開館前の時間を利用して、それぞれの資料を見やすく並べ替える作業を行いました。